プランター栽培の豆知識?有機栽培の基礎知識を身につけよう!

プランター菜園の有機栽培とは? 基本

こんにちは。トレトレです。

プランター栽培では、有機栽培も可能と言われていますが、そもそも有機栽培とはどんなものか知っておく必要があります。

有機栽培=無農薬と勘違いされやすいですが、厳密にいえば、有機栽培=無農薬とは限りません。

ただ、有機栽培とは有機肥料を使って育てる方法で、化学肥料を使わないタイプを指し、化学農薬も使わないのが本来の意味です。

今回は、プランター栽培の有機栽培にフォースを当ててご紹介します!

無農薬=有機栽培なの?

無農薬=有機栽培ではない

有機栽培を一言で表すと「化学肥料と化学農薬を使わずに栽培すること」を指します。

中には、化学農薬を使い、同時に有機肥料を使うケースもありますが、本来の意味からすると、化学肥料だけでなく化学農薬を使わないものが有機栽培の定義です。

また、有機栽培の場合、化成肥料や液体肥料などの化学肥料も使わないものとされています。

では、どんな肥料を使うのかと言えば、発酵油かすやバットグアノなどの有機質肥料を使っての栽培となります。

そして、厳密にいえば農薬を使わないとは書きましたが、それは化学農薬に限った話で、でん粉や水飴などを利用した天然由来成分の農薬を使うケースもあり、それが無農薬と混同される部分です。

つまり、有機栽培は無農薬とは限らない(有機質の農薬を使う場合もある)けれど、基本的には化学系の農薬や肥料を使わない栽培方法が有機栽培と言われるものなんですね。

化学肥料と有機質肥料はどこが違う?

化学肥料と有機質肥料はどこが違う?
そもそも化学肥料とは、天然鉱石などの無機物を化学的に加工したものを指しますが、有機質肥料は、家畜の分をはじめとする有機質由来の肥料との違いがあります。

どちらも、1つの成分だけを含むものを「単肥(たんぴ)」、2種類以上の成分を含むものを「複合肥料」と呼びます。

さらに、複合種類を分けると、肥料成分を単に混ぜあわせた「配合肥料」、2種類以上の要素を科学的に合成した「化成肥料」、鶏ふんと油かす、米ぬか、もみ殻などを混ぜて発酵させた「ぼかし肥」があり、とくに化成肥料は聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか?

以下に、有機質肥料と化学肥料の簡単な比較とメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

化学肥料と有機肥料のメリットとは?

メリットとデメリット肥料の種類
化学肥料○ 効果が現れるのが早く、含まれている成分の量や比率が安定しており 、ばらつきが少ない。
× 単独で使い続けると、土の中の微生物の数が減り、土が硬くなってしまう。
●単肥:熔リン、過リン酸石灰、硫安、硫酸カリなど
●複合肥料:配合肥料、化成肥料など
有機質肥料○ 土中の微生物に分解されていなければ効果が発揮できないため、効き目がゆっくりと持続し、土壌改良効果も期待できる。
× 肥料の種類ごとに、含まれる成分や比率が異なる。
未発酵のものを使うと、根が傷んだり、病害虫が発生する原因にもなる。
●単肥:鶏ふん、骨粉、魚粉、バットグアノなど
●植物性肥料:油かす、米ぬか、草木灰など
●配合肥料:有機配合肥料、ぼかし肥

堆肥と有機肥料は別物?

堆肥と有機肥料は別物?

堆肥と有機肥料は似ていますが、どちらも有機質由来の肥料で、違いを言うとすれば、堆肥は土壌改良剤の一種なので、肥料として使われることが少ないです。

ただ、現在では、堆肥を肥料に使うケースも多く、有機肥料とはっきりした差はありません。

土に堆肥を混ぜて栽培用土を作ると、土がふかふかになるなどの効果が得られるからこそ、堆肥は土づくり=土壌改良に良いとされます。

しかし、堆肥に含まれる肥料分だけでは、長期間の栽培には向いていないため、有機肥料の出番となります。

育てる野菜の種類にもよりますが、堆肥に、さらに油かすでチッソ成分を加え、バットグアノなどでカリ分を補いながら育てるのがポイントです。

加える肥料も全て有機質肥料なので、有機栽培にこだわる方に人気の肥料になります。

有機栽培は無農薬とは限らない

それでは、有機栽培の基礎知識と言うことで、有機栽培=無農薬なのか、化学肥料と有機肥料の違い、堆肥と有機質肥料の違いなどご紹介してみました。

有機栽培は確かに化学農薬を使わない分、無農薬とされていますが、中には有機系の農薬を使うこともあり、必ずしも無農薬とは限りません。

ただ、普通農薬と言えば化学農薬を指しますし、有機質の農薬は身体に害がないものが多いです。

なので、有機栽培は基本的に化学系の成分を含まない栽培方法として、健康に気を使う人に人気があるんですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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