こんにちは。トレトレです。
プランター栽培をしていると、古い土を使いまわすのは良くないなんて言われてますよね。
でも、古くなったからと土を捨てるのはもったいない気がしますし、どうせなら再利用したいと言う方も多いんじゃないでしょうか?
ということで、今回はプランター栽培の土のリフレッシュ法と、なぜ古い土がよくないのか理由をご紹介します!
プランター栽培の土のリフレッシュ法
プランター栽培で使われた土地は、収穫後は栄養失調状態に陥ってしまい、人間で言えば疲労困憊状態でもあります。
なので、土もお役御免とするのがもしかしたら正しいかもしれないですが、せっかく今まで丹精込めて作ってきた土なら、再利用もしたいですよね。
実は、土のリフレッシュ法は割とたくさんあり「天日干し」や、本格的なタイプには「苦土石灰を混ぜる」「堆肥(たいひ)と混ぜる」などがあります。
今は、土のリフレッシュ用に再生材も売られているので、そちらを使っても良いかもしれませんね。
それでは、以下に、プランター栽培で使った土のリフレッシュ法をご紹介します。
①必要なもの
- プランターに残った古い土
- 腐葉土、堆肥などの土壌改良材
- フルイ(細目、中目、粗目の3種があると便利)
- ビニールシート
- ビニール製の手袋もしくは軍手
腐葉土などはホームセンターに売っているので、土をリフレッシュしたいなら、必須の材料と言えそうです。
また、フルイは、3種類あると段階を経て土を細かくできるので、ぜひ用意しておきましょう。
②ゴミなどを取り除く
プランター栽培の土には、茎、葉、根、虫やサナギなどのゴミがたくさん含まれてるので、まずはこれらのゴミを取り除く作業から始めましょう。
このときに手が汚れないように、ビニール製の手袋や軍手を用意しておくと安心です。
プランターからビニールシートの上に土を出し、細かいゴミを全部取り除く気持ちで挑んでみてください。
③土をふるってきれいにする
目の粗い順に始めて、土をふるってきれいな状態にします。
先に手でゴミを取ったつもりでも、粗目のふるいにかければゴミも新たに見つかりますし、順に細かいふるいにかけていくと、土の粒もキレイに揃ってくれるんですね。
こうしてふるいにかけて、最後の細めのふるいでも残ったきれいな土を栽培に使う感じです。
④消毒して病原菌を撃退
綺麗になった土は消毒するために、まず、土にたっぷりの水をかけて湿気を与え、黒いビニール袋などに詰め替えましょう。
その後、太陽光の力を借りて消毒するか、または、熱湯をかけて病原菌などを撃退します。
⑤土壌改良材で栄養補給
古い土がキレイになり、消毒も済みましたが、土が栄養失調状態にあるので何とかしないといけません。
そこで活用したいのが土壌改良剤で、新しくなった土に腐葉土、堆肥、培養土などを混ぜ込んで、栄養補給をしてみてください。
新しくなった土の3~4割程度の土壌改良材などを混ぜ合わせ、新しく植物を育てることが決まったら、苦土石灰、有機石灰、肥料などを混ぜれば、土のリフレッシュ完了です。
古い土を使い続けるデメリット
プランター栽培で、古い土を使い続けるのが良くない理由はいくつかありますが、どんなデメリットが生まれるのかなど以下に見ていきましょう。
- 古い土のゴミが混ざった状態だから
ゴミが混ざっていると、新しい植物が根を伸ばす妨げになり、また、雑草の種子が発芽して、本来植物に与えるはずだった、土の中の養分を奪ってしまう可能性があります。 - 水はけが悪くなっているから
古い土は、土の粒子が細かくなっている(微塵状態)ので、通気性や水はけ排水性が悪く、根腐れなどの障害が起きやすいのでNGです。 - 連作障害の問題があるから
古い土では、同じ「科」の植物(トマト、ピーマン、なすなど)を何度も続けて栽培すると育ちにくくなる(連作障害)が起こりやすく、プランター栽培でも安心はできません。 - 病原菌が潜む可能性が高いから
古い土は、害虫、土壌病原菌、ウイルスなどが潜んでいる可能性が高く、次の植物にも病気が移ってしまう可能性があります。
古い土はどうやって処分する?
古い土を使い続けるデメリットは上記が代表的ですが、では、リフレッシュ=再利用しない場合の土地の処分法はというと、自治体によって違います。
燃えないゴミとして出せる自治体もありますが、ほとんどの場合、専門の回収業者に依頼する形になります。
もし捨て場所に困ったときには、住んでいる自治体に問い合わせを入れたり、昨今ではホームセンターで土回収BOXを設けたりしている所も増えているので、それらを上手に活用してみてください。
プランター栽培では土も心もリフレッシュさせよう
それでは、プランター栽培で出た古い土のリフレッシュ法や、古い土を使い続けるデメリットなどご紹介してみました。
古い土は、使い続けるデメリットもあるので、リフレッシュが必ずできるとは限りません。
ただ、近くの自治体で古い土を回収していない場合もありますし、せっかく育てた土を捨てるのがもったいないと感じたなら、リフレッシュ方法もぜひ試してみてください。
ちょっと手間はかかるかもしれませんが、土が再生できた方が費用もかからず、またプランター栽培で利用できるようになるのは嬉しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!