こんにちは。トレトレです。
もやしを家庭内菜園で作る場合、暗室を作るのによくダンボールが使われますよね。
ただ、確かにダンボールでの暗室作りは簡単ですし、すぐに手に入る材料で作れるのは良いんですが、意外と失敗が起きやすい原因でもあるんです。
ダンボールは水耕栽培の心強い味方ですが、使い方1つで失敗することもあるので気を付けてみてください。
今回は、ダンボールで暗室を作ってもやしを栽培する方法や、よくあるダンボール暗室の失敗などご紹介します!
ダンボールで暗室を作ってもやし栽培の方法
豆もやしを水耕栽培で育てるなら、極端な話、水を入れる容器と暗室作りに必要なダンボールがあれば、特別な材料がなくても育てられます。
もちろん、もやしの種などは必要ですが、道具などは2種しかなくても作れるのがもやし栽培の魅力でもあります。
以下に、ダンボールで暗室を作ってもやしを栽培する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①必要なものを揃える
- 大豆の種(水耕栽培専用のタイプがおすすめ)
- 広口の瓶など(ペットボトルでも可)
- ダンボールの箱(暗室を作る)
必要なものは3種で十分ですが、もやしを栽培するなら、こちらのページの作り方も、ぜひ参考にしてみてください。
②豆を水洗いする
ガラス瓶などの容器に、1/8〜1/10くらいの豆を入れ、数回水洗いをします。
このとき、大豆が容器の中で重なっても大丈夫です。
なぜこの作業が必要かと言えば、豆を水に慣らして、水に浸したときに豆が割れるのを防ぐためです。
汚れなどが出てくると思うので、水が綺麗になるまで、数回は水を入れ替えて洗いましょう。
③豆を水に浸す
豆を洗い終えたら、容器の半分くらいまで水を入れてから、豆を水に一晩漬けこみます。
このとき水が足りないと失敗する可能性が高いので、少し多めに入れておくのがおすすめです。
③ダンボールで覆う
豆に一晩水を吸わせたら、今度はしっかりと水切りをします。
次に、ダンボール箱を使って容器を覆い、光をさえぎって発芽まで育てましょう。
ダンボール箱がない場合は、容器をアルミホイルで覆ってもOKです。
また、瓶を使って栽培する場合、窒息しないよう蓋は空けておくのがポイントです。
今回は使っていませんが、ガーゼを蓋にしてゴムなどで縛っておくと、中に埃などが入るのが防げます。
④水洗いをしっかりと
もやしは発芽するとややぬめりが出てくるので、毎日指でなぞる程度には水洗いをする必要があります。
冬場は一日に2回ほど、夏場なら一日に3~4回は水洗いしてみてください。
水耕栽培では、衛生状態が悪いと根腐れを起こしてしまうので、水洗いは大切です。
⑤収穫する
胚軸が5cmほどまで伸びたら、収穫の時期ですが、豆の大半に黒ずみが見えたら、長さが満たなくても収穫してください。
収穫時期には差がありますが、大体5~7日間で収穫できると思います。
収獲したもやしは、炒め物などに使うとシャキシャキとして、新鮮なもやしが楽しめます。
ダンボールの暗室は失敗しやすい?
上記で、ダンボールで暗室を作って、もやしを栽培する方法をご紹介しましたが、実はこのダンボール暗室が曲者で、割と失敗が多い箇所でもあります。
ただ、どうして失敗するのか原因を知っておけば対処できるので、ダンボールの暗室が便利なのは間違いありません。
空気の逃げ道を作っておかないと、温度が上がり過ぎるなどの失敗が多くなります。
ダンボールをビニールテープなどで補強する時には、必ず、空気の通り道を作るのが一番のポイントです。
人間だって蒸し風呂の中に入れられたらきついですが、植物にも同じことが言えます。
なので、直射日光が入らないようにするのはもちろんですが、ダンボールの底の方に穴を空けるなどして、空気が通り、暑くなりすぎない環境にするようにしてみてください。
ダンボールなら簡単に暗室が作れる!
それでは、ダンボールで暗室を作って簡単にもやしを栽培する方法や、ダンボール暗室で失敗しやすいポイントなどご紹介してみました。
ダンボールで暗室を作るのは簡単で非常に便利ですが、蒸し風呂のような状態を作れば失敗することもあるので、まずは植物が育ちやすい環境を作ってあげることが大切です。
もやしの栽培方法は色々とありますが、できるだけ必要なものが少ない方法をご紹介してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!