こんにちは。トレトレです。
もやしとひとくちに言っても、「グリーンマッペ(緑豆もやし)」「ブラックマッペ(黒豆もやし)」「大豆もやし」と3種に大別されますが、一般的なスーパーで売られているのがグリーンマッペです。
最近は健康志向がブームで、アルファルファなども人気が出ていますが、根強い人気ならグリーンマッペも負けてはいません。
もやし系のスプラウトは暗い場所で育ちますし、水耕栽培なら天候を気にする必要もない分、初心者向けとされています。
今回は、グリーンマッペを水耕栽培で育てるときの手順と注意点などご紹介します!
グリーンマッペ(緑豆)を水耕栽培で育てる方法
グリーンマッペはもやし系のスプラウトなので、水耕栽培向きと言うよりも、むしろ水耕栽培オンリーで、日光や土ががなくても育つ野菜です。
種は専用のタイプが必要ですが、容器は広口のガラス瓶があれば育てられるので、初心者でも作ることができます。
注意点として水耕栽培用の種でない場合、たとえば、食用の乾燥した種などは生育できない場合や、発芽もしない可能性があるため、必ず専用の種を使うようにしてください。
①必要なもの
グリーンマッペの水耕栽培に必要なものは以下の通りなので、まずは道具や材料を揃えてみましょう。
どれも手軽に手に入るものばかりですが、上記でもご紹介したように種は専用でないと、殺菌消毒されている可能性があり、水耕栽培には向いていません。
- グリーンマッペの種(水耕栽培専用のタイプ)
- 広口のガラス瓶(きれいなもの)
- 水(水道水)
- ボール
- 茶こし
- 輪ゴム
- ガーゼ
- アルミホイル
- 竹串
ガラス瓶は清潔である必要があるので、あらかじめ煮沸消毒しておくのがおすすめです。
もし、煮沸消毒が面倒なら、キッチン用の除菌スプレーなどを瓶に吹き付けておきましょう。
また、水はミネラルウォーターなどを使うと、未消毒の水になるので、むしろ、消毒された水道水の方が水耕栽培済には向いています。
②種を洗って瓶に入れる
ボールの中に水道水をタップリといれたら、その中に種を入れて水洗いし、ゴミなどを落としておきます。
このとき水の上にゴミが浮くと思うので、手や指ではなく、清潔なスプーンで取り除き、できるだけ雑菌が種につかないようにしましょう。
茶こしを使って種の水気を切ったら、清潔な広口のガラス瓶などに種を入れます。
瓶の底に、種が1列~2列くらいに並ぶのが1回分の種の適量です。
③種に吸水させる
瓶の中に種を入れたら、種の厚みの約5~6倍の位置まで水道水を注ぎ入れましょう。
水を入れたら、ガーゼで口を覆い、さらに輪ゴムなどで縛って、ホコリが入るのを防ぐのがポイントです。
その後、1晩かけて種に吸水をさせますが、5~8時間が吸水の目安なので、それ以上漬け込むと種が腐ってしまうので注意してください。
④種をきれいに洗う
種に吸水させた後は水が黄色く濁っているので、ガーゼを付けたままで、一度瓶の中の水を捨てます。
捨てたら、また瓶の中にきれいな水道水を注ぎ、瓶を軽くゆすり洗いしたら、再び水を捨てましょう。
2~3回作業を繰り返したら、底にたまった水をしっかりと水切りをすればOKです。
水切り後は、アルミホイルを瓶が覆える大きさにカットし、まず、瓶の口を覆い、次に瓶の周囲をぐりとホイルで巻いておきましょう。
⑤発芽時も水洗いが必要
順調にいけば、2~3日で発芽が始まるので、朝と晩の1日に2回は、アルミホイルを一旦剥がしてから、瓶に水を注ぎ入れて水洗いします。
こちらも2~3回ほど行い、瓶の底の水気を切ったら、もう一度アルミホイルで瓶の周囲を覆います。
グリーンマッペの最低適温が10℃以上なので、室内のなるべく暗い場所に設置して、発芽を促します。
⑥殻を除いて収獲
栽培から3日ほど経つと、豆の殻が自然に剥がれてくるので、水洗いの際に浮いた殻をしっかりと取り除いておきます。
手や指で取り除くと雑菌が移る可能性もあるため、ボールに浮いた殻は、竹串などで取り除きます。
育ったもやしを収穫出来たら、炒め物やサラダなどいろいろ使ってみてください。
グリーンマッペを育てるときに気を付けたいこと
グリーンマッペは、水耕栽培初心者向けのスプラウトですが、清潔さなどが要求されるため、以下の3点に注意してみてください。
- 必ずスプラウト専用の種を使うこと
一般的な植物の種はすでに消毒済で農薬が残留していることもあるため、水耕栽培には向きません。 - 水道水以外を使わないこと
アルカリイオン水や浄水器の水などは雑菌が含まれている可能性が高いので、必ず水道水を利用してください。 - 雑菌の繁殖に注意
スプラウトを育てるのに大敵なのが雑菌なので、瓶は必ず煮沸消毒する、ネットは外さず洗うなど、手や指の雑菌がもやしに移らないようにするのもポイントです。
グリーンマッペは清潔にすることが大切
それでは、グリーンマッペの水耕栽培での育て方のポイントや手順、栽培する上で気を付けることなどご紹介してみました。
グリーンマッペ(緑豆)もやしの栽培では、清潔に保つことが第一です。
瓶などを煮沸消毒するのはもちろん、直接種を手や指で触らないようにして、清潔な環境で育てるようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!