こんにちは。トレトレです。
水耕栽培では、スプラウトを育てることも多いですが、先駆者とも言われる村上農園では、キャベツ、ブロッコリー、マスタードの新芽をスプラウトとして初めて販売したことで、日本にスプラウト栽培が広まったとも言われています。
マスタードスプラウトと言うとなじみが少ないかもしれませんが、簡単に説明すると、からし菜の新芽がマスタードスプラウトと呼ばれるものです。
今回は、マスタードスプラウトを水耕栽培で育てる方法をご紹介します!
マスタードスプラウトの水耕栽培での育て方
マスタードスプラウト=からし菜を育てるには、まず必要な道具を揃えることはもちろんですが、発芽から収穫までにはそれぞれポイントがあります。
以下に、マスタードスプラウトの育て方の手順など見ていきましょう。
手順①まず材料と道具を用意
マスタードスプラウトに必要な材料は、からし菜の種、水を入れる容器、液体肥料、苗床になるスポンジなどが必要です。
からし菜の種は、丸い形をしており、1mmほどと非常に小さいです。
苗床は、スーパーのカイワレ大根のスポンジが目安となりますので、キットをホームセンターなどでも購入できるほか、中にはペットボトルを容器代わりに使っている方もおり、100均なども活用すれば、より手軽に水耕栽培が始められます。
液体肥料はハイポニカがおすすめですが、取扱店が少ないので、ネットで購入するのがおすすめです。
手順②種まき
水溶液がよくしみ込むようにスポンジを用意したら、その上に種をまきます。
このとき液体肥料の量の目安は、カップの底から1cmくらいの高さまで入れましょう。
順調にいけば、種をまいてから2日もすれば双葉が見えてきます。
マスタードスプラウトは温かく日当たりの良い場所を好むので、できればベランダなどの日光が当たりやすい場所で育てればOKです。
マスタードスプラウトの水やりの頻度は?
マスタードスプラウトは、乾燥してしまうと生育が遅れるので、小まめに水を与える必要があります。
ただ、生育後に水をやり過ぎると、腐る原因になるので注意してください。
マスタードスプラウトの適温は?
マスタードスプラウトは、15~20度くらいの温かい環境を好みます。
ただ、一方で耐寒性にも優れていて、かつ丈夫なので、冬でも水耕栽培を楽しめるのが魅力な野菜です。
手順③間引きをする
マスタードスプラウトは発芽しやすく、かつ成長が早いのですが、ある程度育ってくると、葉っぱが密集してしまい日光が当たりづらくなるので、間引きの作業が必要です。
小さなハサミなどを使い、根元の茎をカットしたら、1カップ当たりで4株くらいになるまで間引きをします。
2度目の間引きでは、本葉が3~4枚になったタイミングで行いましょう。
月に一度くらいの間隔で、化成肥料をひとつまみからふたつまみほど与えます。
それでも生育が遅い場合は、その都度追肥をするのもポイントです。
間引きでは、形の良い葉っぱを残すようにしながら、小さい葉やいびつな形の葉は切り取ってしまいましょう。
手順④収穫
マスタードスプラウトは、ある程度大きくなったら、好きなタイミングで収穫しても問題ありません。
もしサラダに使うなら、10cmほどに育ったら収穫できます。
また、間引いた葉も食べられるので、こちらもサラダなどいろいろな料理で楽しんでみてください。
ちなみに、サラダではなく、漬物または加熱調理に使う場合は、20cmまで育てるのがポイントです。
マスタードスプラウトは害虫が付きやすい?
マスタードスプラウトの栽培で一番気にすべき害虫は、アブラムシです。
とくに、追肥のタイミングでアブラムシが付きやすくなるので、見つけた時にはガムテープなどを使って取り除きましょう。
ただ、ガムテープだと茎が傷むこともあるので、おすすめは木酢液を水で薄めたものを霧吹きでかける方法です。
もしくは、事前に寒冷沙で覆っておけば、害虫対策になります。
マスタードスプラウトは初心者向け?
それでは、マスタードスプラウトを水耕栽培で育てる方法や害虫に対する対策などご紹介してみました。
マスタードスプラウトはすぐに育つので、水耕栽培初心者向きと言われています。
収穫時期は、調理の目的によって変わるので、サラダにする場合は早く収穫が可能です。
ぜひ、マスタードスプラウトを育てて、サラダなどの調理に役立ててみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!