ごぼうの豆知識を知ってる?トリビアや名前の由来など解説!

ごぼうの豆知識を知ってる?トリビアや名前の由来など解説! ごぼう

ゴボウという野菜の名前は、そのひげ根が牛の尻尾に似ていることから名付けられたとされています。

漢字では「牛蒡」と書かれます。

この野菜は地中深くに長く根を張る特徴があり、昔から「家や家業がその土地に根付く」という縁起の良さから、おせち料理に取り入れられることも多いです。

ゴボウの栄養

ゴボウの栄養といえば、真っ先に思い浮かぶのが食物繊維です。

ゴボウには水溶性のイヌリンや、不溶性のリグニンが豊富に含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。

また、血糖値の急上昇を抑えたり、腸内の発がん性物質を吸着して大腸がんの予防に役立つとされています。

さらに、ゴボウは強力な抗菌作用と抗酸化作用を持つポリフェノール、例えばタンニンやクロロゲン酸、アルクチゲニン、サポニンなども豊富に含んでおり、風邪予防や老化防止にも効果があると考えられています。

寒さが増すこれからの季節には、ゴボウを取り入れて腸内環境を整え、免疫力を高めるのも良いかもしれません。

ごぼう調理のポイント

ゴボウを調理する際には、皮をむきすぎないことがポイントです。

栄養が多く含まれる皮を剥がしすぎてしまうのはもったいないので、包丁の背で軽くこすったり、タワシで泥を洗い流す程度で十分です。

また、あく抜きの際に水にさらす時間を短くすることで、ゴボウに含まれる栄養素を無駄にせずに済みます。

白く仕上げたい料理には2〜3分、それ以外では5〜10秒ほど水にさらす程度が良いでしょう。

ごぼうのトリビア

ゴボウの豆知識として、「牛蒡」という漢字の由来も興味深いです。

牛蒡はキク科の植物として中国から伝わり、中国では大きな植物を「牛」と呼ぶ習慣があったため、「蒡」という植物に似ていてより大きかったゴボウに「牛蒡」という名前がついたという説があります。

また、ゴボウを栽培して食用にしているのは日本だけであり、欧米では「木の根っこ」と誤解されることもあるほど、食文化の違いが際立つ食材です。

ごぼうを英語で言うと?

ゴボウは英語で「burdock」または「burdock root」と呼ばれます。

英語名の由来は、ゴボウの花がイガに包まれた形をしていることや、ギシギシに似ていることに由来しています。

きんぴらごぼうを英語で説明する際には、「Kinpira Gobo is a Japanese traditional dish that is chopped burdock cooked in sugar and soy sauce.(きんぴらごぼうは、ごぼうを砂糖と醤油で炒めて作る日本の伝統的な料理です)」と紹介できます。

日本の食文化を外国人に伝える際には、このような説明が役立つでしょう。

食べられるごぼうの葉がある

葉ゴボウについても触れておくと、通常食べるゴボウの根ではなく、葉や茎を食べるもので、春にしか出回らない希少な野菜です。

葉ゴボウにはルチンが多く含まれ、血管を強化し、動脈硬化や脳卒中の予防にも効果があるとされています。

また、食物繊維や鉄分、ビタミンC、カルシウムなども豊富に含まれています。

ごぼうを食べるのは日本と韓国だけ?

ゴボウを食べる習慣がある国は少なく、主に日本と韓国ですが、日本ほど多様な料理に使われることは少ないようです。

欧米では「木の根っこ」として誤解されることもあり、戦時中には捕虜にゴボウを与えたことが虐待とされる事件も起こったほどです。

食文化の違いが引き起こす誤解の一例といえるでしょう。

ゴボウの豆知識を覚えよう まとめ

きんぴらごぼうだけでなく、ごぼうサラダや豚汁の具材としても大活躍するごぼうですが、海外ではほとんど食べられていないというのは驚きですね。

実は、ごぼうは海外でも栽培されていますが、そのほとんどが海外在住の日本人向けに出荷されているそうです。

今回お伝えした内容を、ぜひ外国のお友達ともシェアしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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