調理の幅広さから人気が高く、ダイコンに次いで生産量が多いキャベツ。
1年中栽培されており、季節ごとに異なる特徴があります。
冬キャベツは葉がしっかり巻かれて甘みがあり、煮込み料理に最適。
春キャベツは巻きが緩く、葉が柔らかいので生食に向いています。
夏には高冷地で栽培された夏秋キャベツが出回ります。
キャベツに関する豆知識
キャベツには面白い豆知識が多数あるので、以下に見ていきましょう。
キャベツを食べるとおっぱいが大きくなる?
これは誤解です。
乳腺科医によると、食べ物で胸が大きくなることはありません。
カットキャベツは切り口が黄色い方が新鮮
カットされたキャベツは黄色い切り口を選ぶと長持ちします。
黄色い方が新鮮で、味も良いのです。
春キャベツは生で食べた方がいい
ビタミンUやビタミンCが豊富に含まれている春キャベツはサラダにして生で食べるのが一番です。
キャベツは野菜室ではなく冷蔵室で保存
キャベツ、白菜、ブロッコリーは冷蔵室で保存するのが適しています。
これらの最適保存温度は0〜5度で、野菜室は温かすぎます。
春キャベツは軽いものを選ぶ
軽い春キャベツは柔らかく、サラダに最適です。
大きさに対して軽いものを選びましょう。
おいしいキャベツを見分けるなら裏側をチェック
キャベツの裏側の5本の筋の間隔が均等なものが成長に偏りがなく、美味しいキャベツです。
豚カツと千切りキャベツは胃もたれ対策
キャベツには胃の働きを高めるキャベジンが含まれているため、脂っこい料理と一緒に食べるのに最適です。
冬は紫がかったキャベツが甘い
寒さに当たったキャベツは紫色になり、甘みが増します。
冬場は紫色のキャベツを選びましょう。
キャベツは部位ごとに使い分ける
外葉は炒め物に、内葉は煮物に、中心葉はサラダに使うとそれぞれの特徴を活かせます。
キャベツは成長点を壊せば長持ちする
キャベツの芯をフォークで刺して成長を止めると長持ちします。
収穫後も成長を続ける野菜はこの方法で保存しましょう。
夏は高原キャベツが出回る
夏に出回る高原キャベツは甘みが強く、葉が柔らかくみずみずしいので、生でも加熱調理でも美味しくいただけます。
千切りキャベツ
トンカツの付け合わせとして定番の千切りキャベツは、銀座の煉瓦亭が最初に始めたと言われています。
明治後期にはフライドポテトとニンジンが付け合わせでしたが、日露戦争の際に人手不足から手間のかからないキャベツが選ばれ、その人気が定着しました。
キャベツの旬
キャベツの旬は春と冬の2回です。
春キャベツは葉が柔らかく、内部まで黄緑色で生食に適しています。
冬キャベツは巻きがしっかりとして重みがあり、煮込むと甘みが増します。
春キャベツと通常のキャベツの違い
春キャベツと通常のキャベツは、収穫時期だけでなく品種自体が異なります。
気候の違いも味に影響を与えますが、品種の違いでその差がさらに明確になります。
今回は、この違いについて詳しく説明します。
春キャベツ
春キャベツは「春玉」と呼ばれる品種で、葉が薄く柔らかく、ふんわりとした巻きが特徴です。
水分を多く含み、甘みが強いのが魅力です。
旬の時期は地域によりますが、一般的には3月から5月です。
通常のキャベツ
一方、通常のキャベツは「寒玉」と呼ばれる品種で、葉が厚くしっかりと詰まっており、重量感があります。
旬の時期は11月から2月で、冬キャベツとも呼ばれます。
キャベツの豆知識でより美味しく食べよう! まとめ
今回はキャベツの豆知識をご紹介しました。
ユニークな豆知識もあるので、お子さんにも教えてあげると喜ばれるかもしれません。
これらの情報を活用して、キャベツをよりおいしく、上手に調理してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!