カリフラワーは、ブロッコリーと同じ花野菜の一種であり、ブロッコリーの突然変異によって白い蕾ができたものです。
食用としても観賞用としても栽培されており、日本では「花椰菜」「花甘藍」「花キャベツ」とも呼ばれます。
栄養価と調理法

カリフラワーはビタミンCが豊富で、特に茎に多く含まれています。
このビタミンCは水に溶けにくいため、調理しても失われにくいのが特徴です。
また、酢やレモン汁を加えた湯で茹でると白く仕上がり、小麦粉を入れると沸点が上がり早く茹であがります。
茎の部分もビタミンCが豊富なので、捨てずに利用しましょう。
カリフラワーの栄養
カリフラワーには美肌効果や免疫力を高めるビタミンCが多く含まれています。
さらに、カリウムも豊富で、高血圧の予防に役立ちます。
ビタミンCはブロッコリーよりも熱に強く、茹でても多くのビタミンCを保つことができます。
選び方
葉付きの場合は、青々としてハリのあるものを選びましょう。
カットされたものは、つぼみや断面が均一に白いものを選びましょう。
ぷち情報
最近では、オレンジや紫、緑など色とりどりのカリフラワーが登場しています。
特に「ロマネスコ」はイタリアの伝統野菜で、螺旋状に連なる円すい形の花蕾が特徴です。
甘みがあり、食感も良いです。
また、「カリフローレ」という新品種もあり、スティック状で利用できるのが便利です。
カリフラワーのルーツ
カリフラワーは地中海沿岸の野生種ケールから分化したブロッコリーの突然変異です。
日本では明治初期に観賞用として入ってきましたが、戦後に本格的な栽培が始まり、ブロッコリーより先に普及しました。
食べる部分
カリフラワーの食べる部分は、小さな花の蕾が集まった「花蕾」です。
時間が経つと花が開いてしまいます。
栄養と調理法
カリフラワーにはビタミンCが豊富で、ブロッコリーよりも水に溶けにくい性質があります。
生で食べる方法
カリフラワーは生でも食べられます。
新鮮なものはアクが少ないので、サラダなどで食べると栄養を逃がさずに摂取できます。
生で食べるとコリコリとした食感が楽しめます。
保存方法と期間
生のまま保存する場合
湿らせた新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てた状態で保存します。
保存期間は約2日程度です。
茹でた場合
冷蔵庫で保存するなら2日以内に食べきりましょう。
冷凍する場合は茹でてからジップロックに入れます。
冷凍庫では約1か月保存できます。
ブロッコリーとカリフラワーの違いは?

見た目が似てるので混同されがちですが、ブロッコリーとカリフラワーの違いも見ていきましょう。
1. ブロッコリーの花蕾には花が咲くのか?
カリフラワーは茎の先端に密集した花蕾があり、成長は初期段階で止まります。
一方、ブロッコリーにはわき芽にも花蕾がつく品種があり、成長を続けるため、放置すると花が咲くこともあります。
2. ブロッコリーは緑黄色野菜、カリフラワーは?
ブロッコリーとカリフラワーは栄養面で異なります。
ブロッコリーはβ-カロテンを100gあたり810μg含む緑黄色野菜です。
ブロッコリーは他にもビタミンE(α-トコフェノール)を2.4mg、ビタミンKを160μg、ビタミンCを120mg、葉酸を210μg含んでいます。
カリフラワーはビタミンCを81mg、葉酸を94μg含むため、これらの栄養素も考慮して選ぶと良いでしょう。
カリフラワーは生まれがユニークな野菜 まとめ
カリフラワーは生でも美味しく食べられます。
薄切りにしてマリネしたり、ドレッシングをかけるだけでも美味しくいただけます。
また、酢漬けにするのもおすすめです。
ぜひ、美味しい食べ方を見つけて、ユニークな野菜の栄養価をキャッチしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!