ケーキやデザートのトッピングに使われることの多い「赤スグリ」は、小さくて鮮やかな赤色の果実です。
酸味が強いですが、他の食材と組み合わせることでその酸味が和らぎ、料理やデザートの風味を引き立てます。
今回は、コンテナ栽培でも人気のレッドカラント・すぐりの豆知識などご紹介します!
赤スグリとは
赤スグリはヨーロッパ原産のフサスグリの一種で、英語ではレッドカラント、フランス語ではグロゼイユと呼ばれます。
房状に実をつけ、鮮やかな赤色に熟します。
その強い酸味から、砂糖を加えてジャムやゼリー、果実酒に加工することが多いです。
赤スグリの旬と産地
日本では青森県や長野県で栽培されていますが、一般にはあまり流通していません。
旬は6~7月の初夏です。
選び方と保存方法
選び方
ツヤと張りがあり、澄んだ色の実を選びましょう。
房から実が落ちていないものが新鮮です。
保存方法
冷蔵庫で保存し、乾燥を防ぐために袋や容器に入れておくと良いでしょう。
長期保存する場合は冷凍保存が可能ですが、解凍すると果汁が出やすいため、凍ったままジャムやソースに加工すると良いです。
赤スグリのおすすめの食べ方
小さくてかわいらしい赤スグリは、デザートのトッピングに最適です。
ジャムやコンフィズリーにするほか、ソースとしても利用できます。
赤スグリのソースはスイーツだけでなく、フレンチの鴨料理やジビエ料理にもよく合います。
赤スグリを使ったアレンジ3選
- 甘酸っぱい赤スグリのサワードリンク
赤スグリと砂糖、リンゴ酢を漬け込んだシロップを水や炭酸水で割ると、鮮やかな赤色のサワードリンクになります。 - いちごと赤スグリのジャム
赤スグリといちごを組み合わせたジャムは、トーストやヨーグルト、アイスクリームにぴったりの甘酸っぱい味わいです。 - リンゴとベリーのクランブル
サクサクのクランブルとリンゴのソテー、ベリーの酸味が絶妙にマッチしたデザートです。温かいまま食べるのがおすすめです。
希少なレッドカラント:宝石のような美しさ
ヨーロッパでは古くから愛されている果実、レッドカラント。
和名では赤房スグリと呼ばれています。
耐寒性に優れ、暑さに弱いレッドカラントは、国内では長野県など限られた地域でしか栽培されておらず、市場に出回ることはほとんどありません。
レッドカラントの果実は直径5~10mmほどの球形で、蔓状の軸に房状に実ります。
そのまま食べると非常に酸味が強く、レモンやクランベリーに似た酸味があります。
このため、一般的には加糖して加工されます。
その強い酸味は甘いものや生クリームと相性が良く、ジャムやコンフィズリー、料理のソースにもよく使われます。
生のレッドカラントは日持ちが悪いため、注文を受けてから収穫し、傷み防止のためヘタを残した未洗浄の状態でお届けします。
栄養価と効果
レッドカラントはビタミンCが非常に豊富で、風邪の予防や疲労回復、肌荒れの改善に効果が期待できます。
また、β-カロテン、ビタミンE、葉酸、パントテン酸などのビタミン類も多く含まれています。
人気のグロゼイユピューレ
フランス語でグロゼイユ、日本語で赤スグリ、英語でレッドカラントと呼ばれるこの果実は、鮮やかな赤色と酸味が特徴です。
デザートの飾りとして使用されるだけでなく、他の食材と組み合わせることで料理の味を引き立て、酸味のバランスが取れた食べやすい一品になります。
レッドカラントは赤い宝石のように美しい まとめ
鮮やかな赤色が特徴の赤スグリは、デザートのトッピングとしてだけでなく、他の食材と組み合わせることで料理の風味を高め、酸味のバランスを整えることができます。
紹介したレシピを参考にして、赤スグリのおいしさをぜひ楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!