オカヒジキは、日本各地の日の当たる海岸や砂地に広く見られる、栽培された野菜です。
そのほとんどが栽培されたものであり、海藻のひじきに似た葉の形状から「おかひじき」と呼ばれています。
味や香りが穏やかで、さまざまな料理に使いやすい野菜です。
ここでは、その栄養価や使い方について紹介します。
オカヒジキとは？
オカヒジキは、無農薬栽培が一般的であり、明るい緑色の葉が特徴です。
その栄養価の高さから、最近では全国の市場で見かけることができます。
また、病害に強いため、無農薬での栽培が一般的です。
オカヒジキに含まれる栄養素
オカヒジキは、身体に良い栄養素を豊富に含んでいます。
オカヒジキはヒジキの仲間ではなく、野菜であり、海藻のヒジキに似た葉を持つことからこの名前が付けられました。
天然のオカヒジキは絶滅危惧種
天然のオカヒジキは現在絶滅の危機に瀕しています。
自然なものは減少しており、流通しているのは主に栽培されたものです。
収穫時には大きく成長しすぎたものは避け、緑色が鮮やかでツヤのあるものを選ぶと良いでしょう。
オカヒジキの発祥の地は？
オカヒジキは南陽市が発祥の地であり、その歴史は江戸時代までさかのぼります。
最上川を渡って南陽市に栽培されたことが始まりとされています。
その形が海藻に似ていることから「丘ひじき」と呼ばれ、広く親しまれています。
オカヒジキの選び方
おかひじきを選ぶ際は、緑色が濃く、小ぶりなものを選ぶと良いでしょう。
そのシャキシャキとした食感は、葉物特有のクセや青臭さがなく、誰にでも食べやすい美味しさです。
子供たちも「これなら食べられる」と言ってくれることが多いですね。
茹ですぎると食感が損なわれるので注意が必要です。
オカヒジキの定番の食べ方
定番の食べ方は、ゆでたおかひじきをカラシ醤油やショウガ醤油で味わうお浸しです。
子供には辛いので、マヨネーズをかけるとより食べやすくなります。
最近では、サラダや酢の物、和え物、天ぷらなどにも使われます。
おかひじきは、そのシャキシャキとした食感が特徴です。
ただし、乾燥しやすいので、冷蔵保存し、早めに使い切るのがおすすめです。
料理に取り入れる際は、熱湯でサッとゆでてから使うと良いですね。
そのまま食べる他、和え物やサラダ、スープの具にもぴったりです。
オカヒジキの栽培方法
現在、主流の栽培方法はハウス栽培やトンネル栽培です。
種まきは、水に浸して芽が出た状態の苗を畑にまきます。
成長して15～20センチになったら、包丁で収穫します。
日照時間が短いと花芽ができてしまうため、電照を行うこともあります。
多くの生産者は、一部の畑で成長させ、花を咲かせて種を収穫します。
イタリア語では？
おかひじきは、イタリア語では「アグレッティagretti」と呼ばれますが、もうひとつの名前、「修道士の髭 Barbara del frate」という別名があります。
この名前を初めて聞いた時、イタリア人の創造力に感心しました。
イタリアでもこの季節に市場でよく見かけますが、食べ方は非常にシンプルです。
茹でてからオリーブオイルとレモン汁をかけ、さっと和えるだけです。
オカヒジキは家庭菜園にもおすすめ まとめ
オカヒジキは、栽培も簡単で、プランターでも育てられます。
乾燥には弱いので、水やりに注意しましょう。
また、収穫後に株元を残せば、わき芽が出て再び成長します。
ぜひ、旬のオカヒジキを自宅で育ててみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました！
