コンテナ栽培の用土の作り方とは?パターン別に解説!

コンテナ栽培の用土の作り方とは? コンテナ栽培

コンテナ栽培=プランター栽培では、用土作りがポイントで、土は何を使っても良いんですが、堆肥とのバランスが悪いとうまくいきません。

育てる植物によっても、適した用土が違うため、まずは、どんなコンセプトで用土作りをするかを決め、パターン別に用土を作ってみましょう。

今回は、コンテナ栽培での用土の作り方の基本をご紹介します!

用土の作り方の基本の「き」

プランター栽培での用土は、土は何を使ってもOKですが、堆肥との配合バランスをまず考えましょう。

土は市販の野菜用培養土などを使ってもいいのですが、市販の用土はたいていの場合すでに肥料が含まれています。

そのため、培養土と肥料のバランスは、2対1のバランスが基本(マメ科などは3対1)となります。

もし培養土に肥料が含まれていないようなら、堆肥の量を増やし、土と肥料のバランスを1対1にするようにしましょう。

必ず完熟の堆肥を使うこと

堆肥に使うなら、おすすめは完熟の牛糞堆肥です。

なぜ完熟タイプを使うかと言えば、完熟堆肥には嫌な匂いがなく、手で触るとサラサラしていて、利用しやすいからです。

未熟な堆肥を使ってしまうと、根を傷めたり、病害虫の発生の原因になったりするので、完熟タイプを使うようにしましょう。

もし購入した堆肥が未熟な場合は、土と混ぜて2~3週間放置し、完熟にしてから使うのも1つの方法です。

野菜の種類によってはさらに堆肥が必要

トマトやきゅうりなどの果菜類は、リン酸を多く含む肥料を与えると実のつきが良くなります。

バットグアノ、骨粉、魚粉などのリン酸肥料のいずれかを混ぜて与え、リン酸を補ってください。

一方、ジャガイモや大根などの根菜類では、カリを多く含む肥料を与えると、根や芋の太りが良くなります。

草木灰などを混ぜて、カリを補うと効果的です。

また、有機質肥料は製品ごとに成分が違うので、袋の表示もしっかり確認してみてください。

用土をパターン別にご紹介!

上記で用土の作り方の基本をご紹介しましたが、以下に野菜のパターン別の用土の作り方もご紹介します。

パターン①:基本の用土

基本の用土は土を堆肥を混ぜただけの用土です。

肥料分が入った市販の培養土と堆肥は2対1、そのほかの土を使う場合は、土と肥料を1対1の割合で混ぜましょう。

この基本の用土は、葉菜類やハーブ類など、最も幅広く使われる用土です。

土に堆肥を混ぜる時には、土や堆肥の粒が見えなくなるまで、良く混ぜるようにしてください。

パターン②:リン酸入り用土

パターン①の基本の用土に、バットグアノ、骨粉、魚粉などリン酸を多く含む肥料で補います。

トマトやきゅうりなど、果菜類の栽培に適した用土です。

ちなみに、肥料の使用量はパッケージに従って入れるようにします。

パターン③:カリ入り用土

パターン①の基本の用土に、カリを多く含む草木灰を足した用土です。

じゃがいもや大根などの根菜類の栽培の用土として使います。

基本の用土に草木灰を加えて混ぜて作りましょう。

パターン④:肥料少なめの用土

豆類などの栽培に使ううなら、土に混ぜる堆肥の量を少なめにします。

肥料入りの市販の培養土に、堆肥をプラスしますが、土と堆肥のバランスは3対1になるようにしましょう。

もし、肥料入りの培養土を使わない場合は、2対1の割合で混ぜますが、パターン①の肥料バランスよりも、肥料は少なめにするのがポイントです。

プランターの用土作りは野菜に合わせて まとめ

それでは、コンテナ栽培=プランター栽培で使う時の用土作りの基本をご紹介してみました。

野菜の種類によって、土と堆肥のバランスも違うので、記事を参考にしてみてください。

また、完熟の肥料が欲しいので、間違って未熟な肥料を買ってしまった時には、土と混ぜて放置して、完熟にしてから使うのもポイントです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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