家庭菜園を始めたばかりの方にとって、病気は大きな障害となりますよね。
今回は、病害虫のうち、病気を予防し、見つける方法や当てはまる症状などに焦点を当てて解説します!
野菜の病名なども一覧でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
病気の予防と対策の基本

野菜の中には、ある特定の病気にかかりやすい種類の作物もあります。
コンテナ栽培=プランター栽培では、病害虫の心配が畑作よりは必要ありません。
ただ、予防できるに越したことはないので、以下に予防策をご紹介します。
風通しを良くする
植物間に適切な空間を保ち、風通しを良くすることで、湿気を避け、病気のリスクを減らします。
時々、枝や葉を剪定することも重要です。
泥はね防止
土の泥はねは、病害虫が繁殖しやすい条件を作り出します。
株元にマルチやシートを敷くことで、これを防ぎましょう。
予防的な農薬の使用
自然由来の農薬を使うことでも、病気の予防が可能です。
ちなみに、特定の製品は病気と害虫の両方に対応しています。
定期的な観察
水やりをする時には植物の全体、特に葉の裏を確認し、病気や害虫の兆候を見逃さないようにしましょう。
効果的な環境づくり
プランターを使用する場合は、それぞれの間に十分な空間を確保し、空気が自由に流れるようにします。
また、枯れ葉や黄ばんだ葉を定期的に除去し、株周りを清潔に保ちましょう。
野菜に多い病気を一覧でご紹介!

以下に、野菜に多い病気の種類を一覧でご紹介しますので、参考にしてみてください。
有名なのはうどんこ病ですが、他にも病気は多くあり、どれに該当するかを確認しておけば、対策も立てやすくなります。
病名 | 症状 |
青枯れ(あおがれ)病 | ある程度の大きさまで育った時、葉や茎が急にそいれて枯れる |
疫(えき)病 | 葉や茎に黒褐色の斑点ができ、やがてカビが発生する |
うどんこ病 | 茎や葉の表面に白い粉をまぶしたようにカビが発生する |
褐色腐敗(かっしょくふはい)病 | 葉や茎、果実に褐色の小さな斑点ができる |
菌核(きんかく)病 | 地の地際に湿った褐色の斑点ができる |
黒腐(くろぐされ病) | 葉が黄色に変色し、次第に黒がかっていき、やがて葉が落ちる |
黒斑(こくはん)病 | 葉に黒色の斑点が出来て周囲に広がり、斑点にカビが発生する |
黒斑細菌(こくはんさいきん)病 | 葉に黒色の斑点ができて周囲に広がるがカビは発生しない |
さび病 | 葉に橙黄色のイボ状の斑点ができ、やがて中から粉状の胞子が飛び散る |
立枯(たちがれ)病 | 地面に近い茎の部分が黄色に変色して枯死し、株がしおれて枯れる |
軟腐(なんぷ)病 | 傷口から菌が侵入して、地面に近い葉や茎、根などが腐ってドロドロになり、嫌な匂いが発生する |
灰色(はいいろ)かび病 | 葉や茎の傷口から菌が侵入し、溶けるように腐り、やがて灰色のカビに覆われる |
半身萎凋(はんしんいちょう)病 | 葉の半分が黄変し、委縮したように枯れる |
斑点(はんてん)病 | 葉や茎に暗褐色の斑点が発生し、発症した葉はやがて枯れる |
斑点細菌(はんてんさいきん)病 | 葉や茎に暗褐色か白色の斑点ができ、発症した株は枯れる |
べと病 | 葉の表面に白色から淡黄色の病斑が現れ、しだいに大きくなり、褐色になり、葉裏にもカビが発生して、やがて枯れる |
モザイク病 | 葉がモザイク状になったり、株全体が委縮したりする、ウイルスが原因の病気 |
まずはどんな病気か知ろう! まとめ
それでは、コンテナ栽培の基本でもある病気についてご紹介してみました。
プランターなどのコンテナ栽培では、病気にもかかりづらいと言われていますが、まずはどんな症状が現れているかで、病名を突き止めましょう。
病名がわかれば、対処の仕様もあるので、まずは、どんな症状が出ているかの確認が大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました!