コンテナ栽培の肥料の基本とは?元肥と追肥の違いなど解説!

コンテナ栽培の肥料の基本とは?元肥と追肥の違いなど解説! コンテナ栽培

コンテナ栽培に限らないですが、家庭菜園をする時、肥料は野菜が成長したり、体の機能を維持するための養分を補給するためにも必須な要素です。

野菜の種類によって肥料の種類や量、濃度などに違いがありますが、今回は液肥の使い方や元肥、追肥の違いなどご紹介します!

肥料について知りたい方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

葉物野菜には液肥がおすすめ?

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コンテナ栽培で使う肥料には、植え付け時に使う元肥(もとごえ)と、成長の様子に応じて与える追肥(ついひ)の2種類があります。

元肥は培養土に混ぜて使いますが、市販の培養土は元肥入りがほとんどです。

なので、植え付け時に市販の培養土を使うのであれば、とくに肥料を施す必要はありません。

では、追肥はと言うと、葉物野菜は植え付け後、2週間ほど経った頃に追肥が必要です。

種まきから収穫までの期間が短い葉物野菜は、肥料効果がすぐに現れないといけません。

だからこそ、葉物野菜の追肥におすすめなのは追肥なのです。

ただ、液肥の濃度が高すぎると、肥料効果が高まるどころか、根を傷めてしまうこともあるので量には注意しましょう。

実物野菜には粒状肥料が適している

葉物野菜には液肥がおすすめと書きましたが、では実物野菜に最適な肥料はと言えば、粒状肥料を使うようにします。

トマトなどの実物野菜では、肥料効果が長くないと、途中で肥料切れを起こしてしまいます。

なので、液肥ではなく粒状肥料で追肥をするのがおすすめというわけです。

ちなみに、この時の肥料は、小さじ1~2杯程度に留めておきましょう。

窒素:リン:カリ=5:8:5の配合率で、リン酸成分が多めの肥料がおすすめです。

また、肥料をまく時には、コンテナの縁近くにパラパラとまくようにしましょう。

肥料表記の確認方法

市販されている肥料では「N-P-K=5-8-5」のように書かれていることが多いです。

この場合、Nは窒素、Pはリン酸、Kはカリを示しています。

数値は、肥料の中にそれぞれの成分がどれくらい含まれているのかを現わしているので、上記の表示であれば「肥料100g中に、窒素5g、リン酸8g、カリ5g」が含まれているとわかります。

元肥と追肥の関係

野菜作りに不可欠な肥料は、植え付け前に土に混ぜる「元肥」と、生育期に追加する「追肥」に大きく分けられます。

元肥は、植物の根の発育を助け、追肥は植物の健全な成長と美味しい野菜の生産を支援します。

元肥を過多にすると、根の成長が妨げられたり、植物の生育が不均一になるなど、様々な問題が発生する可能性があります。

これを防ぐためには、植物の初期成長段階で根をしっかりと発達させ、健康な植物体を形成することが大切です。

プランター栽培では、土の量が限られているため、水やりによって肥料成分が流出しやすく、肥料の管理が一層重要になります。

追肥が必要な理由

野菜が成長し活発に肥料を吸収するようになると、プランター内の土中の元肥の量は徐々に減少していきます。

プランター栽培では限られた土の量しかないため、土が乾燥しやすく、頻繁に水やりをする必要があるため、水とともに肥料成分も流出しやすくなります。

元肥が消耗すると、野菜の成長が停滞し始めます。

肥料が不足すると、植物の古い葉が黄ばみ始め、植物全体が淡い緑色を帯び、新しい葉の成長が止まり、花の咲き方も悪くなり、収穫量に影響します。

このような問題を避けるためには、適切な追肥が不可欠です。

かと言って、過剰に施肥すると土中の肥料濃度が上昇し、「青菜に塩」状態となり、根が必要な水分を吸収できずに脱水状態になるので、土は湿っていても、植物は水分不足の状態となるのでしおれる可能性が高くなります。

コンテナ栽培では肥料の過不足に注意 まとめ

それでは、コンテナ栽培での肥料の基本についてご紹介してみました。

コンテナ栽培に限らず、肥料はどの種類でも、多すぎても少なすぎても効果がありません。

葉物野菜や実物野菜などでも適した肥料が違う点に注意して、パッケージに書いてある肥料を追肥に使うなどしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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