コンテナで野菜栽培をするなら、畑と同じように土づくりが非常に大切です。
どれだけ手をかけたとしても、元になる土の状態が悪いと野菜も実がなりませんよね。
また、新しい土ではなく、土の再利用の方法を覚えることも、家庭菜園のコスパを維持するうえで大切なポイントです。
今回は、コンテナで野菜作りをする時に押さえておきたい土についてご紹介します!
野菜作りに適した土のポイント
野菜作りに適した土のポイントを、まず一覧でご紹介します。
- 水はけがよい
- 水もちがよい
- 通気性がよい
- 触るとふかふか
- カビが生えていない
- 未熟な腐葉土がない
- 乾燥していない
上記の7つのポイントが、土作りの基本となります。
以上を踏まえると、家庭菜園で、もっと言えばコンテナ栽培に適しているのは、市販の培養土になります。
土を最初から作るというこだわりがないのであれば、成功しやすい市販の培養土の方がコスパも良く、使いやすいです。
市販の培養土を利用するなら?
コンテナで野菜を栽培するなら、市販の培養土でも問題ありません。
特に、野菜専用の培養土であれば、多くの野菜栽培に適応した作りとなっているので、断然育ちやすくなります。
また、野菜専用培養土の多くには元肥が入ってるので、植え付け時の肥料がいらないなど、手間と時間をカットできるのも魅力的な点です。
ただ、そうは言っても、市販の培養土は性能がまちまちなので、土がカラカラに乾いていたり、反対にべったりしているものもあるので、これらのタイプは避けましょう。
他にも、腐葉土が黒っぽくないもの、生っぽい感じがするものも避けるべきです。
土をブレンドする時のポイント
もし市販の培養土ではなく、赤玉土、腐葉土を購入して自分で土をブレンドするなら配合に気を付けましょう。
初心者は市販の培養土を使った方が良いですが、栽培に慣れてきたら、各野菜の性質や自分の好みに合わせて調合するのも楽しいと思います。
土のリサイクル方法
一年間家庭菜園で使った土は、次の年にもまたリサイクルすることも可能です。
例えば、夏に使った土であれば、翌年の春の植え付けに使えます。
もし、病気の心配があるようなら、袋に入れてから、コンクリートの上に放置するなどして、殺菌してから、同じようにリサイクル材を混ぜ入れればOKです。
土のリサイクル手順
- 使用済みの土を用意します。
- ふるいに土を入れます。
※この時のふるいの目は5~7mm程度を用意しましょう。 - ふるいにかけて土を細かくし、同時に残った古い根などは取り除きます。
- 再度ごみを取り除きながら、ふるいにかけていきましょう。
- この時ふるいに残ったものは、ゴミは取り除きますが、ゴロ土などはふるった土に戻します。
- 土を全てふるい終えたら、リサイクル材を入れましょう。
- 全体にまんべんなく、かつ、全体が均一になるように混ぜます。
- 終わったら、土袋に入れましょう。
- 袋に穴をあけ、通気性を良くしたら、完了です。
土壌改良のタイミングと方法
土壌改良は、作物を植える前に完了させる必要があります。
もし、改良が必要な場合は、作物の植付け時期の数ヶ月前から計画を立て、必要な措置を施しましょう。
また、堆肥や緑肥の施用、土壌のpH調整、排水性や通気性の改善など、土壌の状態に応じた改良が必要となる場合もあります。
コンテナでも土作りが基本中の基本 まとめ
それでは、コンテナで野菜作りをする時に押さえておきたいポイントなどご紹介してみました。
土は再利用も可能ですが、もし新しく始めるなら、市販の培養土が便利なので、活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!