ヘチマと言えば、料理などには使えませんが、化粧のためにヘチマ水を取ったり、たわしとして使ったりなどの方法があります。
ただ、食用のヘチマももちろんあり、どのタイプのヘチマを選ぶかの楽しみもあります。
ちなみに、食用の場合のヘチマは早採りする必要があることを考えておいてください。
今回は、プランターなどのコンテナでヘチマを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでヘチマを栽培する手順

プランターなどのコンテナでヘチマを栽培するなら、ポイントは「5~6節で摘芯してわき芽を伸ばすこと」「キュウリに準じて育てること」「土が乾燥しきらないようにすること」などがあります。
それでは、以下に、ヘチマの摘芯・植え付けから、管理、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ヘチマの摘芯・植え付けのポイント
まず、ヘチマはわき芽を伸ばすために、摘芯が必要です。
5~6節目でハサミでカットし、きゅうりの時と同様に植え付けます。
植え付け後は、つるを誘引してから、水を与えて完了です。
手順②ヘチマの管理のポイント
つるが伸びたら、支柱の外側を回すようにして誘引します。
液肥などを定期的に施すのがポイントです。
ちなみに、液肥の濃度や頻度は、パッケージの表示に従ってください。
この時、枯れた葉はこまめに取り除くのもコツです。
手順③ヘチマの収穫のポイント
ヘチマの実の下側の方が膨らんで来たら、収穫のタイミングです。
実の付け根の辺りから、切り取って収穫しましょう。
手順④ヘチマ水の採取方法【番外】
ヘチマ水は、十五夜の頃に茎を地上30cmで切り、切り口から出てくる水を採取して化粧などに活用しましょう。
ヘチマの生育適温と栽培時期
ヘチマの生育適温は「20~25度前後」なので、植え付け時期は、5月の頭から中旬まで、収穫期は9月下旬~11月いっぱいまでとなります。
割と植え付け時期が短いので、早めに植え付けるようにしてください。
ヘチマ栽培で気を付けたい病害虫

ヘチマ栽培で気を付けたい病気には「尻腐れ病」「斑点病」「モザイク病」などがあり、気を付けたい害虫には「ウリハムシ」「クロウリハムシ」「ネコブセンチュウ」「トマトハモグリバエ」などがいます。
ヘチマ栽培での害虫にはウリハムシなどがいますが、無農薬のスプレーや草木石灰をまく、ペットボトルとラップで捕獲するなどの方法があります。
ネコブセンチュウは土壌くん蒸剤などによる化学農薬が主流ですが、対処が難しいことでも有名です。
ハモグリバエについては、黄色粘着トラップを設置するなど、成虫の早期発見に努めつつ、被害を受けた植物は土中深く埋めるなどして対処してください。
ヘチマは食用以外も楽しめる野菜 まとめ
それでは、ヘチマを栽培する時の摘芯・植え付け、管理、収穫、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。
ヘチマはあまり食べるイメージがありませんでしたが、女性ならヘチマ水を取りたいからと育てる方も多いんじゃないでしょうか。
また、我が家では両親がヘチマをお風呂でのボディウォッシュ代わりに使っていたこともあり、たわしとしての使い道もあります。
優しいタッチなので、もちろん傷む心配もありますが、適切にヘチマを利用して、美容や健康に気を使ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!