ルッコラは、ロケットとも呼ばれる野菜で、ゴマの風味を感じられるハーブの一種として有名です。
確かに、生のルッコラをかじってみると、ほんのりゴマの風味がしますよね。
イタリア料理などにはおなじみのルッコラですが、真冬と真夏以外はどの季節でも育つ野菜なんです。
今回は、プランターなどのコンテナでルッコラを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでルッコラを栽培する手順

プランターなどのコンテナでルッコラを栽培するなら、ポイントは「真夏は明るい日陰で育てること」「鉢土を乾燥させすぎないようにすること」「花も収穫できるが、葉は固くなる」などがあります。
それでは、以下に、ルッコラの種まきから、間引き、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ルッコラの種まきのポイント
ルッコラの種は、春から初夏にかけて、または、秋にまくのがおすすめです。
まず、プランターの8分目まで培養土を入れ、種のまき穴を作りましょう。
ルッコラの種は、すじまきか点まきがおすすめなので、穴には多くまきすぎないように注意してください。
種を植えたら、周囲の土を寄せて土をかぶせます。
手のひらで軽く押さえて種を密着させたら、種まきは完了です。
手順②ルッコラの間引きのポイント
ルッコラの発芽が揃ったら、間引きのタイミングです。
隣の葉や株が重ならないように、成長に合わせて順次間引きをしましょう。
具体的には、他と比べて生育が悪いものを間引きしていきます。
残す株の根を傷めないようにしながら、間引きする株の根元をハサミなどでカットしましょう。
定期的に追肥をするのもルッコラ栽培のポイントです。
手順③ルッコラの収穫のポイント
草丈が10~15cmほどになったら、収穫のタイミングです。
ルッコラの収穫は根元からカットして行いましょう。
1カ所に1本になったら、外葉から必要量を摘み取っての収穫でもOKです。
ルッコラの発芽適温と栽培時期
ルッコラの発芽適温は「15~20度前後」なので、種まきの時期は3月下旬~5月中旬まで、もしくは9月中旬~10月上旬まで、収穫は4月上旬~7月いっぱいまで、または、10月上旬~11月いっぱいまでとなります。
真夏や真冬以外は収穫が見込めるので、ぜひ、時期を間違えないように育ててみてください。
ルッコラ栽培で気を付けたい病害虫

ルッコラ栽培で気を付けたい病気には「べと病」「黒斑細菌病」などがあり、害虫には「アブラムシ」「ヨトウムシ」「アオムシ」などがいます。
べと病では、水はけのよい土に植えることが大切で、同時に雨が当たらない場所で育てて予防します。
黒斑細菌病では、秋口に発生しやすい病気で、肥料を切らさないことが大切です。
せっかく育てたルッコラがダメにならないように、普段から病害虫には気を付けてみてください。
ルッコラはサラダが美味しい! まとめ
それでは、ルッコラを栽培する時の種まき、間引き、収穫、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。
ルッコラは真夏と真冬以外、ほぼ年中収穫できる野菜ですが、病害虫の食害には注意が必要です。
軽くゴマの風味がするので、サラダにすると、ドレッシングに油を使うよりもヘルシーかもしれません。
ぜひ、新鮮なルッコラを育てて、サラダ以外の料理にもチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!