コンテナでラズベリーを栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナでラズベリーを栽培する時のポイントと手順 ラズベリー

落葉低木の1つでもあるラズベリーは、フランス語では「フランボワーズ」と呼ばれ、ケーキの味付けや飾り付けにもぴったりのフルーツですよね。

ラズベリーは比較的寒さにも強いですが、その分暑さには弱いと言われています。

なので、ラズベリーをプランターなどで育てるなら、乾燥と輻射熱には要注意となります。

今回は、プランターなどのコンテナでラズベリーを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナでラズベリーを栽培する手順

プランターなどのコンテナでラズベリーを栽培するなら、ポイントは「水はけのよい土で植えること」「定期的に肥料を施し、肥料切れを起こさないこと」「毎年植え替えをすること」などがあります。

それでは、以下に、ラズベリーの植え付けから、肥料、収穫、せん定、植え替えまでの手順を見ていきましょう。

手順①ラズベリーの植え付けのポイント

ラズベリーの植え付けでは、有機配合肥料入りの市販の培養土を使います。

苗よりも1~2回り大きなコンテナを用意し、苗は成長に合わせて、一回り大きいコンテナに植え替えていくことで成長します。

まず、コンテナの6~7分目まで土を入れ、苗をポットから取り出したら、根を崩さないように注意しながら、植え付けていきましょう。

苗の土の表面に薄く土がかぶるまで土を入れたら、軽く根元を押さえ、落ち着かせます。

最後に、鉢底から水が流れ出るくらいまでたっぷりの水を与えたら、植え付けは完了です。

手順②ラズベリーの肥料のポイント

コンテナでラズベリーを栽培すると、肥料切れが起こりやすいです。

なので、休眠期に当たる冬の期間と真夏の期間以外は、定期的に肥料を与えましょう。

肥料を施す濃度や頻度は、各肥料のパッケージに従います。

ただ、濃い肥料を与えるよりは、薄い肥料を定期的に施す方が効果的です。

手順③ラズベリーの収穫のポイント

ラズベリーは熟すと、黒色から赤色へと変わります。

熟した実から収穫していきますが、鳥などに狙われやすいので、早めに収穫しておくと被害を防げます。

手順④ラズベリーのせん定のポイント

実の収穫後、または冬の落葉期に枝を整理しましょう。

枯れた枝や実を付けた枝は、付け根からカットします。

せん定を行い、根元から元気が良い新しい枝が伸びてきたら、それを大切に伸ばして成長させるのがポイントです。

手順⑤ラズベリーの植え替えのポイント

春の新芽が伸びる頃、または収穫後の秋には植え替えを行いましょう。

苗がまだ小さいうちは、毎年1~2回りほど大きい鉢にと植え替えます。

植え替えの方法は植え付けと同じで、新しい培養土か再生処理済みの用土を使いましょう。

栽培から数年が経ち、大きく育って、それ以上大きなコンテナがなくなったら、根鉢の下1/3程度と表面近くの根が張っていない部分の土を落とします。

傷んだ根を付け根からカットし、整理してから植え直しましょう。

同時に枝の整理もしておけば、来年も美味しい実をつけてくれます。

ラズベリーの生育適温と栽培時期

ラズベリーの生育適温は「15~20度前後」なので、植え付けの時期は3月~4月中旬、もしくは10月下旬~11月下旬まで、せん定は8月下旬~9月いっぱいまで、収穫は6月中旬~8月中旬までとなります。

ラズベリーは乾燥に弱いので、時期を逃さないように注意してください。

ラズベリー栽培で気を付けたい病害虫

ラズベリーは乾燥に弱く、夏場などに乾燥すると、ハダニが発生しやすくなります。

また、ケムシの食害も受けやすいので、乾燥だけでなく、害虫にも注意しましょう。

ちなみに、ラズベリーで気を付けたい病気には「灰色かび病」や「うどんこ病」があるので、合わせて注意してみてください。

ラズベリーは酸味が特徴の赤いフルーツ まとめ

それでは、ラズベリーを栽培する時の植え付け、肥料、収穫、せん定、植え替え、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。

ラズベリーは木が大きくなるとプランターでは手狭になってきますし、植え替えが必須のフルーツです。

収穫後のせん定や植え替えをしっかりと行い、毎年美味しい実が付くように育ててみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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