ヤーコンは見た目はサツマイモに似ていますが、シャキシャキした食感が特徴の野菜です。
地元ではあまり見かけない野菜だったのですが、漬物にすると独特の風味が大変美味しく、もっとスーパーに置いて欲しいなと思う野菜でもあります。
ヤーコンはカロリーが低いだけでなく、オリゴ糖やポリフェノールなどが豊富なので健康野菜としても有名です。
今回は、プランターなどのコンテナでヤーコンを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでヤーコンを栽培する手順
プランターなどのコンテナでヤーコンを栽培するなら、ポイントは「十分に温かくなってから植え付けること」「深さのあるコンテナで育てること」「生育途中で増し土をして、じっくりと育てること」などがあります。
それでは、以下に、ヤーコンの植え付けから、追肥・増し土、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ヤーコンの植え付けのポイント
まず、10号鉢を用意し、土を7分目まで入れますが、この時、イモが株の下にできることを考え、多めにスペースを取るのがポイントです。
苗をポットから取り出したら、鉢の中央に置きましょう。
培養土を足し入れますが、苗の土の表面まで土を入れます。
根元を軽く押さえて、苗をしっかりと落ち着かせましょう。
植え付け後に、土の表面の高さの8分目くらいになるまでを目安にします。
鉢土全体にいきわたるように、たっぷりと水を与えたら、植え付けは完了です。
手順②ヤーコンの追肥・増し土のポイント
株が大きく育ち、根が肥大化する頃になったら追肥のタイミングです。
浮き上がった根が土に埋まるようにしたら、肥料入りの培養土を使って増し土をします。
もし肥料入りの培養土が手に入らない場合は、先に小さじ1杯程度の肥料をまいておけば大丈夫です。
これで増し土と追肥は完了ですが、この後も根が浮き出ることがある場合は、その都度増し土をしましょう。
手順③ヤーコンの収穫のポイント
秋になって、地上部の勢いがなくなってきた頃が収穫のタイミングです。
根元近くを手で持ち、鉢から取り出します。
根をほぐすようにしながら土を落としていきましょう。
肥大化した根元をできるだけ折らないように注意し、土を落とすのがポイントです。
もし近くに水場があるなら、泥を水洗いして、イモを根元から取って収穫しましょう。
ヤーコンの生育適温と栽培時期
ヤーコンの生育適温は「20~25度前後」なので、植え付け時期は、4月下旬~5月上旬まで、収穫時期は、10月中旬~11月いっぱいまでとなります。
ヤーコンは温かい時期に植え付けるのがポイントなので、植え付けの時期はしっかりとスケジューリングして取り組んでみてください。
ヤーコン栽培で気を付けたい病害虫
ヤーコン栽培で気を付けたい病気には「青かび病」「細菌性軟腐病」「塊根の白斑」などがあります。
また、害虫では「ヨトウムシ」「オオタバコガ」「ハリガネムシ」などの被害に気を付けましょう。
塊根の白斑は生理障害の1つですが、青白色粉状の病斑が発生し、内部が軟化後に腐る「青かび病」には特に注意してください。
ヨトウムシは幼虫が葉を食害するので、できれば卵か幼虫のうちに見つけて、速やかに捕殺しましょう。
ヤーコンはシャキシャキ感が楽しい野菜 まとめ
それでは、ヤーコンを栽培する時の植え付け、追肥・増し土、収穫、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。
ヤーコンは独特の食感が癖になる味ですが、プランターなどのコンテナ栽培にも適した野菜です。
ぜひ、新鮮で大きなヤーコンを収穫して、オリジナル料理などに生かしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!