ブルーベリーと言えば、スイーツの名わき役として使われることも多く、新鮮なブルーベリーのプチプチした食感はたまらない果物ですよね。
ブルーベリーをコンテナで育てる時は、基本、別品種が必要となりますが、サザンハイブッシュ系なら、1本だけでも実がなります。
コンテナなら地域差もなく、ある意味どこでも育てられるので、ぜひ新鮮なブルーベリーの味覚を楽しんでみてください。
今回は、プランターなどのコンテナでブルーベリーを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでブルーベリーを栽培する手順
プランターなどのコンテナでブルーベリーを栽培するなら、ポイントは「植え付けの土にピートモスを混ぜること」「1本でも実がなる品種を選ぶこと」「高温多湿が苦手なので涼しくすること」などがあります。
それでは、以下に、ブルーベリーの植え付けから、肥料、収穫、せん定、植え替えまでの手順を見ていきましょう。
手順①ブルーベリーの植え付けのポイント
ブルーベリーは酸性の土壌を好むので、植え付ける時の培養土には3割程度のピートモスを混ぜるのがポイントです。
コンテナの6~7分目まで培養土を入れたら、苗をポットから取り出し、根を崩さないように気を付けながら植え付けをしましょう。
表面に薄く土がかぶるまで土を入れ、軽く根元を押さえて落ち着かせます。
鉢底から流れ出る程度まで、たっぷりの水を与え、鉢土の表面にピートモスや水苔で覆うようにして、保湿したら、植え付けは完了です。
手順②ブルーベリーの肥料の与え方
ブルーベリーの場合、肥料切れは厳禁なので、定期的に肥料を施す必要があります。
施す濃度や頻度は、各肥料のパッケージなどに従いますが、真夏と冬の肥料はストップさせるのがポイントです。
手順③ブルーベリーの収穫のポイント
ブルーベリーの場合、熟すと濃い青紫色に変色するので、収穫時期もわかりやすいと思います。
収穫はハサミも必要なく、手でもぎ取れるので、熟した順番で収穫してみてください。
手順④ブルーベリーのせん定
ブルーベリーのせん定は、冬の休眠期に行います。
交差する枝があった時には、片方だけを切り落とします。
また、収穫できるようになってから、2~3年実を付けた枝も元から切るなどしてせん定をすませましょう。
手順⑤ブルーベリーの植え替え
春に新芽が伸びる頃になったら、植え替えの準備を始めましょう。
特に、まだ苗が小さいうちは、毎年1~2回り大きなコンテナに植え替える必要があります。
4~5年経った株は、植え替え時に、根鉢の下1/3の部分と根元近くの根が張っていない部分の土を落とし、傷んだ根を付け根から切り、整理して植え直してください。
ブルーベリーの生育適温と栽培時期
ブルーベリーの生育適温は「10~15度前後」なので、植え付け&植え替えの時期は、3月から4月中旬まで、同様に、植え付けの時期は10月下旬から11月下旬まで、収穫の時期は、6月から8月上旬まで、せん定の時期は、1月中旬から3月中旬までとなります。
植え付けの時期が二回あることに注意が必要ですが、ブルーベリーは木で育つので、春か秋に植え付ければ、同じ株で毎年収穫が楽しめるのも魅力です。
ブルーベリー栽培で気をつけたい害鳥
ブルーベリーは害鳥に気をつける必要があり、特に「ヒヨドリ・ムクドリ・メジロ・スズメ・カラス」などの食害に気を付けましょう。
特に、ヒヨドリとムクドリの被害が大きいので、対策としては「防鳥ネット」を使う方法があります。
もし、被害の大きいヒヨドリやムクドリの対策に使うなら、網目のサイズは、25mm~30mm程度が目安です。
ブルーベリー栽培は害虫よりも害鳥対策が必要 まとめ
それでは、ブルーベリーを栽培する時の植え付け、肥料、収穫、せん定、植え替え、気をつけたい害鳥などご紹介してみました。
ブルーベリーはコンテナ向きではありませんが、1本でも実がなる品種なら、実がなった後、毎年収穫出来るのが強みです。
生育適温も注意し、肥料の頻度なども注意しながら、紫色に熟したブルーベリーのプチプチ食感を楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!