コンテナでブルーベリーを栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナでブルーベリーを栽培する時のポイントと手順 ブルーベリー

ブルーベリーと言えば、スイーツの名わき役として使われることも多く、新鮮なブルーベリーのプチプチした食感はたまらない果物ですよね。

ブルーベリーをコンテナで育てる時は、基本、別品種が必要となりますが、サザンハイブッシュ系なら、1本だけでも実がなります。

コンテナなら地域差もなく、ある意味どこでも育てられるので、ぜひ新鮮なブルーベリーの味覚を楽しんでみてください。

今回は、プランターなどのコンテナでブルーベリーを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナでブルーベリーを栽培する手順

プランターなどのコンテナでブルーベリーを栽培するなら、ポイントは「植え付けの土にピートモスを混ぜること」「1本でも実がなる品種を選ぶこと」「高温多湿が苦手なので涼しくすること」などがあります。

それでは、以下に、ブルーベリーの植え付けから、肥料、収穫、せん定、植え替えまでの手順を見ていきましょう。

手順①ブルーベリーの植え付けのポイント

ブルーベリーは酸性の土壌を好むので、植え付ける時の培養土には3割程度のピートモスを混ぜるのがポイントです。

有機配合肥料入りの培養土を使い、まず、苗よりも1~2回り大きめのコンテナを用意します。

コンテナの6~7分目まで培養土を入れたら、苗をポットから取り出し、根を崩さないように気を付けながら植え付けをしましょう。

表面に薄く土がかぶるまで土を入れ、軽く根元を押さえて落ち着かせます。

鉢底から流れ出る程度まで、たっぷりの水を与え、鉢土の表面にピートモスや水苔で覆うようにして、保湿したら、植え付けは完了です。

手順②ブルーベリーの肥料の与え方

ブルーベリーの場合、肥料切れは厳禁なので、定期的に肥料を施す必要があります。

施す濃度や頻度は、各肥料のパッケージなどに従いますが、真夏と冬の肥料はストップさせるのがポイントです。

梅雨明けの9月上旬までの真夏の期間、11月~4月までの冬期間は、肥料も水やりもストップさせる必要があるので、忘れないようにしてみてください。

手順③ブルーベリーの収穫のポイント

ブルーベリーの場合、熟すと濃い青紫に変色するので、収穫時期もわかりやすいと思います。

収穫はハサミも必要なく、手でもぎ取れるので、熟した順番で収穫してみてください。

手順④ブルーベリーのせん定

ブルーベリーのせん定は、冬の休眠期に行います。

枯れた枝や弱い枝は付け根からカットし、同じく、株の内側に伸びている細かい枝も風通しが悪くなるので切ってしまいましょう。

交差する枝があった時には、片方だけを切り落とします。

また、収穫できるようになってから、2~3年実を付けた枝も元から切るなどしてせん定をすませましょう。

手順⑤ブルーベリーの植え替え

春に新芽が伸びる頃になったら、植え替えの準備を始めましょう。

特に、まだ苗が小さいうちは、毎年1~2回り大きなコンテナに植え替える必要があります。

植え替えの方法は植え付け時と同じですが、古い土は使わず、新しい培養土を使うのがポイントです。

4~5年経った株は、植え替え時に、根鉢の下1/3の部分と根元近くの根が張っていない部分の土を落とし、傷んだ根を付け根から切り、整理して植え直してください。

ブルーベリーの生育適温と栽培時期

ブルーベリーの生育適温は「10~15度前後」なので、植え付け&植え替えの時期は、3月から4月中旬まで、同様に、植え付けの時期は10月下旬から11月下旬まで、収穫の時期は、6月から8月上旬まで、せん定の時期は、1月中旬から3月中旬までとなります。

植え付けの時期が二回あることに注意が必要ですが、ブルーベリーは木で育つので、春か秋に植え付ければ、同じ株で毎年収穫が楽しめるのも魅力です。

ブルーベリー栽培で気をつけたい害鳥

ブルーベリーは害鳥に気をつける必要があり、特に「ヒヨドリ・ムクドリ・メジロ・スズメ・カラス」などの食害に気を付けましょう。

特に、ヒヨドリとムクドリの被害が大きいので、対策としては「防鳥ネット」を使う方法があります。

ただ、防鳥ネットの場合、網目が小さいほど防鳥の効果は高くなる一方で、風や雪などの影響を受けやすくなる点には注意してみてください。

もし、被害の大きいヒヨドリやムクドリの対策に使うなら、網目のサイズは、25mm~30mm程度が目安です。

ブルーベリー栽培は害虫よりも害鳥対策が必要 まとめ

それでは、ブルーベリーを栽培する時の植え付け、肥料、収穫、せん定、植え替え、気をつけたい害鳥などご紹介してみました。

ブルーベリーはコンテナ向きではありませんが、1本でも実がなる品種なら、実がなった後、毎年収穫出来るのが強みです。

生育適温も注意し、肥料の頻度なども注意しながら、紫色に熟したブルーベリーのプチプチ食感を楽しんでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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