コンテナでブラックベリーを栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナでブラックベリーを栽培する時のポイントと手順 ブラックベリー

ブラックベリーは、花も実も愛らしいガーデンの人気者です。

つる性の落葉低木の一種ですが、コンテナでも育てられることは意外と知られていません。

実の色は赤色から黒紫色になって熟していきますが、基本種はトゲがあることも多いので、コンテナで育てるならトゲがないタイプの園芸品種を選びましょう。

今回は、プランターなどのコンテナでブラックベリーを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナでブラックベリーを栽培する手順

プランターなどのコンテナでブラックベリーを栽培するなら、ポイントは「水はけのよい土に植えること」「定期的に肥料を施し、肥料切れをさせないこと」「成長に合わせて植え替えること」などがあります。

それでは、以下に、ブラックベリーの植え付けから、肥料、収穫、せん定、植え替えまでの手順を見ていきましょう。

手順①ブラックベリーの植え付けのポイント

ブラックベリーの植え付けでは、有機配合肥料入りの市販の培養土を使います。

まず、苗よりも1~2回りほど大きめのコンテナを用意し、苗はすぐに大きな鉢に植えるのではなく、成長に合わせて植え替えるのがポイントです。

コンテナの6~7分目まで培養土を入れ、苗をポットから取り出して、根を崩さないようにして植え付けましょう。

苗の土の表面に薄く土がかぶるくらいまで土を入れ、軽く根元を押さえて落ち着かせます。

鉢底から水が流れ出るくらいまで、たっぷりと水を与えたら、植え付けは完了です。

手順②ブラックベリーの肥料の与え方

コンテナでブラックベリーを育てる場合、肥料切れを起こしやすいので、休眠期に当たる冬季以外は、定期的に肥料を施しましょう。

施す濃度や頻度は、肥料のパッケージに従いますが、濃いめの肥料を数回に分けるよりは、薄い肥料をこまめに与える方が良く育ってくれます。

手順③ブラックベリーの収穫のポイント

ブラックベリーは、熟すと赤色が黒紫色にと変わります。

赤色の段階でも黒紫色の段階でも収穫できますが、基本は熟したものから始めるのがポイントです。

余談ですが、赤色の実は食べ過ぎるとお腹を壊すと、母に言われた思い出があり、真偽はともかくとして、赤色はまだ熟しきっていないと思ってください。

手順④ブラックベリーのせん定

実の収穫が終わったら、枯れた枝などを切って、枝を整理するせん定の作業に入ります。

枯れた枝や実を付けた後の枝は付け根の部分からカットしてしまいましょう。

この時、根元から元気の良い新しい枝が伸びていたら、古い枝は切ってしまっても大丈夫です。

手順⑤ブラックベリーの植え替え

春の新芽が伸びる頃、もしくは、収穫後の秋には植え替えをしましょう。

苗が小さい打ちは、毎年さらに1~2回りは大きい鉢へと植え替える必要があります。

植え替えの方法は植え付けの時と同じですが、必ず新しい培養土を使うか、再生処理済みの用土に植え替えるようにしてください。

栽培から数年が経ち、育ち切ってコンテナのサイズに収まらなくなってきたら、植え替えも必要です。

植え替える時には、根鉢の下1/3と根元近くの根が張っていない部分の土を落としてから、傷んだ根を付け根からカットし、整理して植え替えをします。

新しい根をできるだけ傷つけないように植え替えを行ってください。

ブラックベリーの生育適温と栽培時期

ブラックベリーの生育適温は「15~20度前後」なので、植え付けと植え替えの時期は3月頭から4月中旬まで、もしくは植え付けは8月下旬から11月いっぱいまで、収穫時期は6月の頭から8月上旬まで、せん定の時期は8月下旬から9月いっぱいまでとなります。

植え付けの時期が二回あることに注意して、新鮮なブラックベリーをスイーツやおやつのお供にしてみてください。

ブラックベリー栽培で気をつけたい害虫

ブラックベリー栽培で気を付けたいのが、カイガラムシの食害です。

夏に乾燥するとハダニが発生しやすくなると同時に、カイガラムシの被害にあっていないかも合わせて確認しましょう。

カイガラムシは枝の裏側にいることも多いので、見つけ次第捕殺します。

ブラックベリーは熟した実が最高! まとめ

それでは、ブラックベリーを栽培する時の植え付け、肥料、収穫、せん定、植え替え、気をつけたい害虫などご紹介してみました。

ブラックベリーは赤色の実も美味しいですが、熟していない実は食べ過ぎに注意が必要なので、基本的には熟した黒紫の実を食べるのが基本です。

料理に使うのは難しいかもしれないですが、スイーツの材料にしたり、ドリンクにしたりなどバリエーションも豊富なのが魅力でもあります。

ぜひ、コンテナでブラックベリーを栽培して、美味しい実だけでなく可憐な花にも癒されてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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