コンテナでビートを栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナでビートを栽培する時のポイントと手順 ビート

ビートと言えば、ロシア料理のボルシチには欠かせない野菜の1つですが、日本ではあまりなじみがない野菜かもしれません。

ビートは寒冷地では砂糖の代わりにもなる野菜ですが、砂糖の原料となるビートとは違います。

ただ、食用ビートを育てれば、サラダなどの生野菜としても利用できます。

色が鮮やかなので、ボルシチはもちろん、洋食にはぴったりの野菜ですね。

今回は、プランターなどのコンテナでビートを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナでビートを栽培する手順

プランターなどのコンテナでビートを栽培するなら、ポイントは「一晩水に漬け込むと発芽しやすいこと」「肥大部が地上に出たら土をかぶせること」「日照不足にならないようにすること」などがあります。

それでは、以下に、ビートの種まきから、間引き・増し土、増し土・収穫までの手順を見ていきましょう。

手順①ビートの種まきのポイント

ビートの種はやや発芽しにくいので、一晩水に漬け込むのがおすすめです。

まず、プランターの7~8分目まで培養土を入れ、まき筋を付けますが、この時、5mm~1cmほどの深さにします。

種が重ならないように1cm間隔でまき、周囲の土を寄せて、土をかぶせましょう。

この時土が厚くならないように注意し、手のひらで上から押さえて落ち着かせます。

種をまいた部分も押さえたら、全体も軽く押さえて落ち着かせましょう。

全体にまんべんなく、鉢底から水が流れ出るくらいまで水やりをすれば、種まきの完了です。

手順②ビートの間引きと増し土

発芽したら、隣の株と葉が触れ合わない程度に間引きをします。

胚軸(子葉の下、根までの部分)が出ていた場合は、土を足し入れましょう。

他に比べて弱い株から引き抜くようにし、根元をつまんで引き抜きます。

胚軸が土から出ていたり、倒れた株もあると思うので、増し土もしましょう。

この時、成長点(茎の分かれ目)を土に埋めないように注意してください。

手順③ビートの二度目の増し土

元気のよい株が育ち、コンテナいっぱいに値が張ったら、二度目の増し土です。

肥大部が地上に出ていると思うので、肥大部は土に埋めましょう。

培養土を足し入れますが、この時、肥料入りの土を使って増し土と追肥を同時にします。

この時も、成長点(茎の分かれ目)を土に埋めないように注意してください。

手順④ビートの収穫

肥大部の直径が5~6cmに育ったら、収穫の時期です。

また地上部の生育が悪くなってきた場合は、肥大部の成長も見込めないので、まだ小さめの場合も収穫します。

収獲する時には、肥大部の上を持つようにして、引き抜きましょう。

ビートの発芽適温と栽培時期

ビートの発芽適温は「15~30度前後」なので、種まきは年に2回、3月下旬から4月中旬までと、9月中旬から9月いっぱいまで、収穫期は、3月から4月に種まきをした場合は、6月中旬から7月中旬まで、9月に種まきをした場合は、11月中旬から12月いっぱいまでとなります。

ビートと似た野菜にビーツがありますが、全く別物なので混同しないように注意してください。

ビート栽培で気をつけたい病害虫

ビートはほうれん草と同じ仲間なので、気を付けたい害虫にはヨトウムシがいます。

また、ビートは寒さに強い分、暑さには弱い野菜なので、高温多湿な日本では、褐斑病にもかかりやすいのが特徴です。

特に、ヨトウムシの食害には要注意なので、夜間の食い荒らしには注意が必要で、被害を見つけた場合は、葉の裏側を観察して、見つけ次第捕殺してください。

ビートはボルシチには欠かせない野菜 まとめ

それでは、ビートを栽培する時の種まき、間引き・増し土、二度目の増し土、収穫、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。

ビートはロシア料理のボルシチには欠かせない野菜で、よくビーツと混同されますが、両者は全く別物だと思ってください。

寒い地域に住む野菜なので、夏の暑さにも弱い性質があるため、種まきと収穫の時期には注意が必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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