コンテナでパプリカを栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナでパプリカを栽培する時のポイントと手順 パプリカ

パプリカはピーマンの仲間ですが、同じようにピーマンの仲間であるシシトウやピーマンと比べてみても、辛みがなく食べやすい野菜です。

パプリカにも種類は色々ありますが、コンテナ栽培に向いているのは「セニョリータ」と呼ばれる品種です。

食べきりサイズのパプリカがたくさんなるので、パプリカ好きの方はぜひコンテナで育ててみてください。

今回は、プランターなどのコンテナでパプリカを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナでパプリカを栽培する手順

プランターなどのコンテナでパプリカを栽培するなら、ポイントは「大きめのコンテナで沢山の土で育てること」「最初の実は色づかないうちに収穫すること」「肥料を切らさないように定期的に追肥すること」などがあります。

それでは、以下に、パプリカの植え付けから、整枝、追肥・増し土・若取り・収穫までの手順を見ていきましょう。

手順①パプリカの植え付けのポイント

パプリカは温かい気候を好むので、十分に温かくなってから植え付けるのがポイントです。

10号鉢を用意し、支柱を固定したら、6分目まで培養土を入れましょう。

根元の茎を指の間で挟むように持ったら、苗を倒して、育苗ポットから取り出します。

根が回って生えているはずなので、根鉢を崩さないようにしながら、そのまま植え付けましょう。

用意したコンテナの中央に苗を置き、培養土を足し入れますが、この時、苗の土の表面の高さまで土を入れるのがポイントです。

土が入ったら、仮支柱を立て、根鉢を避けるようにしながら、斜めに挿し込ましょう。

支柱に茎を固定したら、茎の周囲に余裕を持たせながら、緩く縛り付けます。

植え付けが完了したら、鉢底から流れ出るまで水を与えればOKです。

手順②パプリカの整枝のポイント

パプリカは、第1果の位置で枝分かれするため、枝分かれした部分よりも下にあるわき芽を取ります。

反対の手で茎を押さえ込みながら、わき芽を手で摘み取りますが、付け根から摘み取るのがポイントです。

ほかのわき芽も同様に取り除いたら、枝分かれの下あたりに、横支柱を設置しましょう。

横支柱は、ひもやビニールタイを利用し、茎を横支柱に縛り付けますが、この時茎には余裕を持たせるようにしてください。

根元近くのわき芽も取っておけば、風通しも良くなり成長が促進されます。

手順③パプリカの追肥と増し土

第1果の実が膨らんできた頃に、追肥を開始します。

リン酸の割合が高い肥料を、小さじ1.5杯分ほど、鉢の縁近くにぐるっと入れましょう。

子葉の下あたりまで培養土を入れて増し土し、その後、2~3週間に1回の頻度で追肥をします。

手順④パプリカの若取り

第1果がなる頃は、まだ株が充実していないので、早めに収穫して、株への負担を減らしましょう。

実の茎の付け根から、ハサミでカットします。

未熟果は捨てても良いですが、ピーマンと同じような味わいが楽しめるので、ぜひ料理に活用してみてください。

手順⑤パプリカの収穫

第1果は株が充実していないので、収穫にはカウントしませんが、全体が色づいてきたら収穫のタイミングです。

実の茎の付け根から、ハサミでカットして収獲しましょう。

パプリカの生育適温と栽培時期

パプリカの生育適温は「25~30度前後」なので、植え付けは4月末から5月中旬まで、収穫は6月の始めから9月中旬までとなります。

パプリカは温かい気温を好むので、温かくなってきてから、植え付けを始めた方が失敗も少ないです。

パプリカ栽培で気をつけたい病害虫

パプリカ栽培で気を付けたい病気には、モザイク病、青枯(あおがれ)病、害虫にはハダニやアブラムシがいます。

特にハダニは発生しやすいので、時々葉の裏側を洗うようにして、予防してみてください。

モザイク病はウイルスをアブラムシが媒介するので、紙を広げた上に刷毛でアブラムシを落として予防しましょう。

青枯病は、土の中の病原菌が原因となるので、発病したら株ごと処分する必要があります。

辛くないピーマンとして人気の野菜 まとめ

それでは、パプリカを栽培する時の植え付け、整枝、追肥・増し土・若取り、収穫、気をつけたい病害虫などご紹介してみました。

パプリカはピーマンの仲間ですが、辛くないので子供にも人気の野菜です。

温かい時期に収穫するため、植え付けも温かい頃にすると良いと思います。

ぜひ、かわいいサイズのパプリカで、美味しい食事を作ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました