パセリは鶏のから揚げやグラタンなど、添え物として大活躍の野菜ですが、市販のを買うと、使い切れずに捨てたり、欲しい時にはシーズンオフで売られていなかったりします。
そんな時に、プランターでパセリを栽培しておけば、いつでも好きな時にパセリが収穫出来て、かつ新鮮ですよね。
種から育てると難しくなるので、初心者の方は苗を購入してから始めてみてください。
今回は、プランターなどのコンテナでパセリを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでパセリを栽培する手順

プランターなどのコンテナでパセリを栽培するなら、ポイントは「基本的に移植を嫌うので、苗を植ええつける時は根鉢を崩さないこと」「キアゲハの幼虫など害虫に注意すること」などがあります。
それでは、以下に、パセリの植え付けから、管理、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①パセリの植え付けのポイント
パセリの植え付けでは、根鉢を崩さないことが大切なので、基本的には移植を嫌う野菜であると思ってください。
幅45cmほどのプランターに、培養土を2~3分目の高さまで入れたら、苗をポットから取り出します。
この時、鉢の上から3cm程度のウォータースペースが空くようにし、最初に入れた培養土の量を調節します。
もう一株もポットから取り出したら、2つの株の高さが同じになるように置きましょう。
根鉢の間に培養土を入れたら、平らにならします。
植え付けが完了したら、たっぷりの水を与えてください。
手順②パセリの管理のポイント
パセリの栽培では、枯れた葉があると風通しが悪くなり、病気の原因を作ってしまいます。
後は、2~3週間に1度程度に、薄めの液肥を作り、定期的に施し(追肥)ます。
手順③パセリの収穫のポイント
パセリの本葉が12~13枚になったら、収穫の時期です。
葉の茎の付け根から、ハサミでカットしますが、葉柄だけ残してしまうと枯れる原因になります。
また、1か所からばかり収穫してしまうと偏ってしまうので、バランスよくあちこちから収穫するのもポイントです。
【上級者編】パセリの種まきのポイント
パセリを種から育てる時は、やや発芽率が悪いので、多めに種をまくようにします。
発芽したら、隣の株と重ならないように間引きしましょう。
薄く土をかぶせ、優しく水やりし、発芽まで乾燥させないように注意しましょう。
パセリの発芽適温と栽培時期
パセリの発芽適温は「15~25度前後」なので、種から育てるなら、3月中旬から5月上旬までが種まき、植え付けは5月の末から7月いっぱいまで、収穫は、7月~次の年の5月中旬までとなります。
ほぼ1年中収穫できるので、香味野菜としてぜひ育ててみてください。
パセリ栽培で気をつけたい害虫

パセリ栽培で気を付けたいのがキアゲハの幼虫で、キアゲハの幼虫はせり科の野菜が大好物なんです。
できるだけ卵のうちに発見して駆除する必要があります。
なので、共存させる時も食べ尽くされない程度にし、キアゲハの幼虫が大量発生しないように気を付けてください。
ほぼ年中栽培できる香味野菜と言えばパセリ まとめ
それでは、パセリを栽培する時の種まき(上級者向け)、植え付け、管理、収穫、気をつけたい害虫などご紹介してみました。
パセリは、苗から育てるなら初心者向けですし、上手く育てれば、ほぼ年中収穫できる香味野菜です。
洋食には欠かせない食材でもあるので、ぜひ、プランターで欲しい時に即手に入る手軽さを楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!