ニラは夏場のスタミナ料理にも良く使われますが、栄養価も高い健康野菜でもあります。
また、一度育てれば、その後何年も収穫を楽しむことができるので、長く収穫できる点も優秀な野菜と言えると思います。
さらには、ニラには病害虫の心配もないですし、逆に害虫予防に使われるほどなので、コンテナ栽培にもぴったりの野菜です。
今回は、プランターなどのコンテナでニラを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでニラを栽培する手順
プランターなどのコンテナでニラを栽培するなら、ポイントは「コンテナにすじまきすること」「種をまきすぎないようにすること」「鉢いっぱいに育ったら、分けて植えること」などがあります。
それでは、以下に、ニラの種まきから、追肥・増し土、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ニラの種まきのポイント
ニラの種まきでは、まず、プランターの7~8分目まで培養土を入れ、中央にまき筋を作ることから始めましょう。
次に、両側の土を寄せてかぶせ、この時に厚くならないように注意します。
手のひらで軽く押さえて、タネと土を密着させたら、シャワー状にタップリの水を与えて、種まきは完了です。
手順②ニラの追肥と増し土
ニラが発芽して育ってきたら、肥料を施し、成長点(茎の分かれ目)の下まで増し土をしましょう。
与える肥料は粒状の有機配合肥料を与えますが、1回に与える量はほんのひとつまみでOKです。
鉢土の表面に均一になるように肥料をばらまき、できるだけ肥料が偏らないように気をつけます。
次に、培養土を足し入れして増し土をしますが、肥料が既に入ってるので追肥がいらないケースもあります。
種まきしてから2~3年が経過すると、コンテナいっぱいに育つので、一度コンテナから出して、株を分けて植え直すのもポイントなので、長く収穫したいなら、株を分けるのを忘れないようにしてください。
手順③ニラの収穫
ニラの草丈が20cm以上に育ったら、収穫のタイミングです。
ただ、1年目に全て収穫してしまうより、少な目に収穫すると株が充実するので、より長く収穫を楽しめるので、最初の1年は多めではなく少な目の収穫を心がけてください。
ニラの収穫をする時には、成長点よりも少し上の位置でカットするのもポイントです。
切った部分から再び葉が育つことで長く収穫が楽しめるのもニラのメリットです。
収獲方法もしっかりと覚えて、長く収穫の楽しみを続けましょう。
ニラの発芽適温と栽培時期
にんにくの発芽適温は「15~25度前後」なので、種まきは3月から5月いっぱい、植え付けは9月いっぱい、収穫は年中で、2年目からはいつでも収穫が楽しめます。
いつでも収穫できるので、コンテナ栽培にも向いていますが、ベランダで育てる場合には、ニラは臭いが強いので、洗濯物などの匂い移りには気をつけてみてください。
ニラ栽培で気をつけたい病害虫
ニラの場合、病害虫の心配はほとんどありません。
むしろ、ニラを植えておくと、害虫を避けられるので、コンテナで複数の野菜を栽培しているなら、ニラも植えておくのがおすすめです。
ニラは年中収獲も可能なので、天然の防虫効果なども長く続くのは素敵ですね。
ニラは害虫対策にもなる素敵な野菜 まとめ
それでは、ニラを栽培する時の種まき、追肥・増し土、収穫、気をつけたい病害虫はあるのかなどご紹介してみました。
ニラは、一度植えれば、年中収獲も可能な栄養価の高い野菜で、しかも、植えるだけで害虫対策にもなる優れものの野菜です。
ニラが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、スタミナをつけたい時にもピッタリの野菜なので、ぜひコンテナで栽培して、新鮮なニラを年中収獲して楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!