トマトと言えば、夏にぴったりの野菜ですが、コンテナでも大きなトマトは無理かもしれないですが、ミニトマト、またはミディトマトなら問題なく育てられます。
トマトは、強い日差しと昼夜の寒暖差がある気候を好む野菜なので、夏は打ってつけなんですね。
ただ、少し手順が多いので、初めて育てる時には注意をしてみてください。
今回は、プランターなどのコンテナでミディトマトを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでミディトマトを栽培する手順

プランターなどのコンテナでミディトマトを栽培するなら、ポイントは「大きなコンテナに、たくさんの土で育てること」「わき芽を取って、養分を集中させること」「雨が当たらない場所で管理すること」などがあります。
それでは、以下に、ミディトマトの植え付けから、わき芽取り、誘引、枯れ葉取り、増し土・追肥、摘心、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ミディトマトの植え付けのポイント
ミディトマトの場合、最初の花が咲く前後が植え付けのタイミングになります。
培養土を7分目までの高さに足し入れますが、この時根元が少し埋まる程度まで土を入れます。
仮支柱を斜めに挿し、茎にひもを回したら、一度交差させましょう。
仮支柱に結び付け、鉢底から水が流れ出る程度に水を与えますが、この時に葉が濡れないようにするのがポイントです。
手順②ミディトマトのわき芽取り
第1花房より下にあるわき芽は取って、主枝に養分が行くようにします。
ちなみに、葉の付け根にあるのがわき芽で、手で折取るようにしましょう。
また、この時、根元近くにあるわき芽も忘れずに取り除くのがポイントです。
手順③ミディトマトの誘引
支柱に届くまで茎が成長したら、誘引の時期ですが、最初に縛る位置は、第1花房の下にしましょう。
まだ茎が太ることが予想されるので、余裕を持たせて縛り付けるのがポイントです。
無理をせずに、茎が曲がる位置まで曲げておき、茎の下あたりで縛りましょう。
手順④ミディトマトの枯れ葉取り
ミディトマトを育てている間に、枯れた葉があると病気の原因になるので、早めに取り除きましょう。
葉の付け根近くを持ち、葉を持った手を下に下げるようにして折り取ります。
雨の日ではなく、晴れた日に手で折り取るのがポイントです。
手順⑤ミディトマトの増し土と追肥
植え付け後、2週間ほど経ったら、2~3週間に一度のペースで追肥をしましょう。
粒状有機配合肥料を小さじ1杯程度、鉢の縁近くにぐるりとまきます。
次に、培養土を足し入れて増し土し、8分目で土を入れましょう。
手順⑥ミディトマトの摘心
支柱の高さまで育ったら、先端近くの葉の付け根近くで、摘心=先端を折りましょう。
折る位置を指でつまみ、折り取りますが、しおれているとうまく折れないので注意してください。
摘心は植物に傷をつける作業でもあるので、晴れた日に作業するのがポイントです。
手順⑦ミディトマトの収穫
ミディトマトの全体が赤色に熟したら、収穫のタイミングです。
へたの膨らみに親指を置くようにし、親指を支点まで持ち上げるようにするとうまく収穫できます。
順次収穫し、そのまま食べても良いですし、料理などにも有効利用してみてください。
ミディトマトの生育適温と栽培時期
ミディトマトの生育適温は「25度前後」なので、植え付けは5月いっぱい、収穫は6月中旬から9月上旬となります。
コンテナ栽培であれば、多湿の環境になりにくいので、畑で育てるよりは楽だと思います。
ミディトマト栽培で気をつけたい病害虫

ミディトマト栽培で気をつけたい病気には、モザイク病や萎凋病などがあり、害虫にはアブラムシ、ハダニ、ハモグリバエなどがいます。
モザイク病は、アブラムシなどの害虫がウイルスを媒介して発症しますが、もし病気にかかった場合は、鉢ごと処分しましょう。
萎凋病も、発症してしまうと治療は難しいので、こちらも鉢ごと処分する方が安心です。
夏野菜の代表格と言えばトマト! まとめ
それでは、ミディトマトをコンテナで栽培する時の植え付け、誘引、枯れ葉取り、摘心、増し土・追肥、収穫、気を付けたい病害虫などご紹介してみました。
ミディトマトは、初心者向けの野菜ではありますが、作業内容が少し多いので、管理するのは大変かもしれません。
夏に収穫時期を迎えるミディトマトは、冷やして食べるのがおすすめですが、ミネストローネなどのスープに使うと、旬の味わいを感じ取れるので、ぜひ採れたての野菜を色々と活用してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!