コンテナで冬瓜を栽培するなら?育てるコツや手順など解説!

コンテナで冬瓜(トウガン)を栽培する時のポイントと手順 冬瓜・トウガン

冬瓜は冬の瓜と書かれるので、冬の野菜に感じるかもしれませんが、実際には夏に収穫できる野菜です。

コンテナで育てる場合、大きなサイズは難しいですが、ヒメトウガンなら育てることも可能なので、コンテナ栽培では小さいサイズを選びましょう。

また、冬瓜は十分に温かくなってから植え付けるのがポイントで、それさえ守れば、初心者向けの野菜です。

今回は、プランターなどのコンテナで冬瓜を栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!

コンテナで冬瓜(トウガン)を栽培する手順

プランターなどのコンテナで冬瓜(トウガン)を栽培するなら、ポイントは「十分に温かくなってから植え付けること」「根元近くの茎を深く埋めないこと」「水はけのよい土で植え付けること」などがあります。

それでは、以下に、冬瓜(トウガン)の植え付けから、追肥、誘引、収穫までの手順を見ていきましょう。

手順①冬瓜(トウガン)の植え付けのポイント

冬瓜は、水はけのよい土で浅めに植えることがポイントです。

本葉が4~5枚になったら植え付け開始ですが、寒さに弱いので十分に温かくなってから植え付けましょう。

10号鉢に3本の支柱を立てて固定し、7分目まで土を入れます。

本葉が4~5枚になったら摘心をし、わき芽を伸ばすようにしましょう。

苗をポットから取り出し、根鉢を崩さないようにしながら植え付けます。

用意したコンテナの中央に苗を置いたら、培養土を入れて植え付けますが、この時根元の茎を深く埋めないように注意してください。

苗の土の高さまで培養土を入れたら、平らにならします。

根が張るまでは、仮支柱を立てて支え、シャワー状の水でたっぷりと水を与えれば、植え付けは完了です。

手順②冬瓜(トウガン)の追肥と誘引

植え付け後、2週間が経ったら、追肥の時期なので、薄めの液肥を2~3週間ごとに施しましょう。

つるが伸びてきたら誘引の時期なので、重く育った実を支えるために、鉢に固定した支柱に、横の支柱をつけます。

つるを支柱の外側に回したら、雄花を支える位置で紐で固定しましょう。

手順③冬瓜(トウガン)の収穫

実が大きくなり、全体に白い粉がついたら収穫時期なので、ヘタの上からハサミでカットして収穫しましょう。

収穫後、水洗いすると、表面の毛と粉が取れるので、売っているようなツヤツヤの実になります。

冬瓜(トウガン)の生育適温と栽培時期

冬瓜(トウガン)の生育適温は「20~30度前後」なので、植え付けの時期は5月の中旬から5月いっぱいまで、収穫の時期は、7月中旬から9月中旬までです。

冬瓜は人工授粉が本来必要ない野菜ですが、気温が低い時には人工授粉が必要なケースもあります。

冬瓜(トウガン)栽培で気をつけたい病害虫

冬瓜(トウガン)栽培で、気をつけたい害虫には「ハモグリバエ」「アブラムシ」「ハダニ」「アザミウマ」などがおり、病気では「うどんこ病」や「疫病」に注意しましょう。

特に、ハモグリバエは葉の中に幼虫が入り込み、葉の中を食害してしまいます。

食害を受けると白い跡がつくので、被害を受けたら葉ごと処分するか、葉の中に潜んでいる幼虫やさなぎを指でつぶして捕殺します。

アブラムシは紙を広げた上に筆などで落として駆除し、ハダニは葉の裏側を洗って予防し、アザミウマは、鉢土にホイルなどを敷いて予防してください。

病気では疫病にかかると株ごと処分の必要がありますし、うどんこ病を防ぐなら、日当たりと風通しを良くして、株を弱らせないように注意しましょう。

冬瓜は冬の野菜ではないので温度に注意 まとめ

それでは、冬瓜(トウガン)をコンテナで栽培する時の植え付け、追肥、誘引、収穫、気を付けたい病害虫などご紹介してみました。

冬瓜は名前に冬とあるので、冬野菜と思われがちですが、実は寒さには弱く、夏に収穫できる野菜です。

冬瓜は皮が大変厚くて硬いため、皮むきが大変ではありますが、煮物にすると大変美味しく、季節を感じられる素敵な野菜でもあります。

病害虫などに注意して、コンテナで少し小さ目の冬瓜の収穫も楽しんでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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