玉ねぎと言えば、和食にも洋食にも欠かせない食材ですが、コンテナでもベビーオニオンなら作りやすいのでおすすめです。
玉ねぎは栽培が難しいとされていますが、苗から育てれば比較的簡単なので、初心者向けの野菜でもあります。
ベビーオニオンは、私も度々お客様からいただくんですが、丸ごとスープにしても美味しいですし、焼き鳥に使う時にも大変便利です。
今回は、プランターなどのコンテナで玉ねぎを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナで玉ねぎを栽培する手順
プランターなどのコンテナで玉ねぎを栽培するなら、ポイントは「初心者は苗から育てること」「コンテナでは、ベビーオニオン苗などやや小型の品種を選ぶこと」「追肥も兼ねて増し土をしながら育てる」などがあります。
それでは、以下に、玉ねぎの植え付けから、管理・増し土、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①玉ねぎの植え付けのポイント
玉ねぎは、初心者はとくに苗から育てた方が成功しやすいので、苗の草丈が10~15cmくらいになったら植え付けを開始しましょう。
ちなみに、種から育てる場合は、2か月はかかると思ってください。
まずは、60cm幅のプランターを用意し、プランターの7分目まで培養土を入れたら、中央に筋を作ります。
苗をポットから取り出し、根を傷めないように、根鉢をほぐしながら、1株ずつに分けていきます。
このとき、無理に根をひっぱらないように気をつけましょう。
1本ずつに分けたら、極端に生育が遅れているものや葉が変形しているもの、弱弱しい株は外します。
苗を並べ終えたら、根は広げておき、手前の土を、根が隠れる程度にかぶせますが、理由は土の層が厚いと根腐れを起こしてしまうからです。
鉢底から流れ出るほどに水を与えたら、植え付けは完了です。
手順②玉ねぎの管理・増し土
植え付けから1月ほど経つと、根元が太ってくるので、まず枯れた葉は取り除きます。
下向きに引っ張れば簡単に取り除けるので、枯れた葉や雑草などはこまめに取り除くのがポイントです。
次に、成長点を埋めないように注意しながら、増し土をします。
培養土を足し入れますが、これは肥料入りなので、追肥の役割ももっています。
培養土を入れたら、表面を平らにならして完了です。
手順③玉ねぎの収穫
プランターで育てるならベビーオニオンが育てやすいと上記でお話ししましたが、収穫の時期も、ベビーオニオンなら、直径4cmほどで収穫できます。
収穫の方法は、肥大部の上を持って、引き抜くだけでOKです。
玉ねぎの生育適温と栽培時期
玉ねぎの生育適温は「15~25度前後」なので、植え付けの時期は10月いっぱい、収穫時期は、5月から6月中旬までとなります。
ただ、玉ねぎの種類によっては、若干収穫時期などは上下するので、こちらはベビーオニオンの目安だと思ってください。
玉ねぎ栽培で注意したい病害虫
玉ねぎ栽培で注意したいのが、まず黒色のアブラムシで、ほかにもアザミウマ、タネバエなどの被害を受けやすいです。
一方、病気にはべと病がありますが、これは灰色のカビが生えたり斑点ができたりする病気で、発症した株は処分するしかありませんが、株間を適切に取ることで予防できます。
とくに、黒色のアブラムシの被害を受けやすいので、こまめに葉の裏などを観察し、払い落として駆除するようにしてください。
ベビーオニオンはプランター栽培向き まとめ
それでは、玉ねぎをコンテナで栽培する時の植え付け、管理・増し土、収穫、気を付けたい病害虫などご紹介してみました。
玉ねぎは品種によって育ち方が違いますが、プランター向きなのはベビーオニオンです。
また、玉ねぎを栽培するなら、時短の意味でも簡単さの面でも、苗から育てるのがおすすめです。
小さい玉ねぎも料理の活躍の幅は広いので、ぜひ、プランターの新鮮な玉ねぎで料理のバリエーションも広げてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!