ごぼうは食物繊維が豊富で、便秘解消したい方にも人気の野菜の1つです。
また、ごぼうは、一般的な品種では根が長く、そして栽培期間も長い特徴がありますが、「サラダごぼう」と呼ばれる品種では、栽培期間が短く、プランターなどのコンテナ栽培にも適していると言われています。
今回は、プランターなどのコンテナでごぼうを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでごぼうを栽培する手順
プランターなどのコンテナでサラダごぼうを栽培するなら、ポイントは「コンテナに直接種をまくこと」「初期の成長はゆっくりなので焦らないこと」「黒色のアブラムシに注意すること」などがあります。
それでは、以下に、ごぼうの種まきから間引き、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①ごぼうの種まきのポイント
まず、10号鉢を用意しますが、深さは30cm以上あるものがごぼう栽培には向いています。
中央を瓶などを使って凹ませたら、まき穴を作り、1.5~2cmほどの深さにしたら、その中に5粒ずつの種をまきましょう。
種をまいたら、周囲の土を寄せて、土をかぶせ、種をまいた部分を手で押さえます。
最後に、鉢底から水が流れ出るくらいまで水を与えたら、種まきは完了です。
手順②ごぼうの間引きのポイント
本葉が出てきて混みあってきたら、まず1度目の間引きをする時期です。
抜き取る株の根元の土を押さえたら、丁寧に育ちが悪い株を抜き取りましょう。
生育がよくなるように、5本から3本に間引きしますが、丁寧に抜くのを忘れないでください。
本葉が3枚ほどに育ったら、2度目の間引きの時期なので、2度目の間引きでは、葉の付け根からハサミでカットして間引きします。
残す株の根を傷めないようにしながら、ハサミでカットし、1鉢1本になるように間引きします。
その後は、2週間に一度くらいの頻度で、薄い液肥を追肥して与えます。
手順③ごぼうの収穫のポイント
ごぼうは収穫が遅れると、すが通ってしまうため、少し早めに収穫するのがポイントです。
鉢の側面を叩き、取り出しやすくしたら、根の上部を持って引き上げるようにして収穫しましょう。
途中で折らないように気を付け、周囲の土を掘りながら抜けば、収穫は完了です。
ごぼうの生育適温と栽培時期
ごぼうの生育適温は「20~25度前後」なので、栽培時期は、4月中旬から5月中旬までが種まき、10月中旬~3月中旬までが収穫となります。
収獲の適期を見逃してしまうと、すが入って美味しくないごぼうになってしまうので、比較的早めの収穫を心がけてみてください。
ごぼう栽培で注意したい病害虫
ごぼう栽培では、黒色のアブラムシに注意が必要で、特に葉の裏側の風通しの悪い部分に繁殖します。
なので、こまめに葉の裏側を観察し、見つけ次第駆除するようにしてください。
ごぼうにつくアブラムシは黒色をしているので、見つけやすいかなと思います。
また、日当たりや風通しが悪くなると、うどんこ病にもかかりやすくなるため、葉や茎に白い粉のようなカビが発生した時には、食酢を薄めたものをスプレーするなどして対処してみてください。
ごぼうの栽培は適期を見逃さないことがポイント まとめ
それでは、ごぼうをコンテナで栽培する時のポイントや種まき、間引きや収穫の手順、気を付けたい病害虫などご紹介してみました。
ごぼうは通常はプランターで栽培は難しいですが、サラダごぼうならコンテナ栽培も可能なので、品種を間違えないように注意が必要です。
また、ごぼうは収穫時期を外してしまうと、すが入って美味しくなくなるので、適期を見逃さないように注意し、美味しい状態のうちに収穫するようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!