コウサイタイは、赤紫の茎を収穫するタイプの冬野菜の一種です。
冬から春にかけて次々と伸びてくる茎を収穫するタイプで、茎は赤紫色をしていますが、熱を加えると濃い緑色に変わる、駄菓子のねるねるねるねのような不思議な野菜でもあります。
寒冷地でも育つ野菜で、寒冷地の場合は、春か夏に種をまき、初夏か秋に収穫するのが一般的です。
今回は、プランターなどのコンテナでコウサイタイを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでコウサイタイを栽培する手順

プランターなどのコンテナでコウサイタイなどを栽培するなら、ポイントは「大きな株にするには大きなコンテナで育てること」「茎や葉を株ごと収獲する場合は、小さめのコンテナで育てること」などがあります。
それでは、以下に、コウサイタイの種まきから間引き、追肥、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①コウサイタイの種まきのポイント
コウサイタイの種まきをするには、まず、プランターに培養土を8分目まで入れ、瓶の底などを使って、まき穴を作っておきます。
この時、まき穴は15cm間隔程度にし、種をつまんだら、指先をねじるようにして、重ならないように、やや多めに点まきするのがポイントです。
種をまいたら、周囲の土を寄せ、土をかぶせますが、この時、土が厚くなりすぎないように注意してください。
上から手のひらで押さえて、種と土を密着させましょう。
水やりをして、種が発芽するまでは乾燥しないように気を付けるのもポイントです。
手順②コウサイタイの間引き
発芽して、混みあってきたら間引きをしますが、他の株に比べて生育が悪いもの、茎が細いもの、葉が変形しているものなどを抜き取りましょう。
この時、元気のよい株を傷めないように、根元からハサミでカットします。
間引き後は、隣の株と葉が重ならないように注意し、1か所辺り3~4本に間引くのがポイントです。
手順③コウサイタイの追肥
コウサイタイは、成長の様子を見ながら、薄めの液肥を定期的に与えます。
薄める濃度や頻度は、液肥のパッケージを参考にして与えるようにしてください。
または、固形肥料であれば、鉢土の上に固形肥料を置くという方法もあります。
花の茎を収穫する場合は、成長させつつ、次々と伸びる茎を収穫するため、肥料を切らさないようにすることが大切で、定期的に薄めの液肥などを与えるようにしてみてください。
手順④コウサイタイの収穫
草丈が20~30cmになったら収穫時期なので、茎葉を株ごと利用するなら、根元から収穫しましょう。
ハサミを使って、株の分かれ目の下からカットして収穫します。
茎は赤紫色をしていますが、熱を加えると濃い緑色になるのもコウサイタイの特徴の1つです。
また、コウサイタイは、花が咲く茎も収穫できるため、花が1~2輪開花した後に、花の茎を手で折って収穫もできます。
その後も、残しておいた茎からわき芽が伸びてくれば、再度収穫できるのも嬉しい点ですね。
コウサイタイの生育適温と栽培時期
コウサイタイの生育適温は「20~25度」なので、栽培時期は、8月下旬から10月の初旬までが種まき、12月~4月上旬までが収穫となります。
上記でもご紹介しましたが、寒冷地の場合は、春か夏に種をまき、初夏か秋に収穫となるので、地域によって若干差がでます。
コウサイタイ栽培で注意したい病害虫

コウサイタイは、病害虫に強い野菜で、基本的にはよっぽどの場合を除き、ほとんど病気の心配がありません。
また、害虫も、もし秋に種を植えた場合は、寒い時期になるので、アオムシやヨトウムシなどの害虫も寒くて発生しづらいなど、病害虫の心配がなく、初心者でも育てやすい野菜なんですね。
もし、虫が苦手だけど野菜を育てたいという方は、ぜひコンテナでのコウサイタイ栽培を始めてみてください。
コウサイタイの栽培は初心者向け? まとめ
それでは、コウサイタイをコンテナで栽培する時のポイントや種まき、間引き、追肥、収穫の手順、初心者向けの理由などご紹介してみました。
コウサイタイは、キャベツなどと同じくアブラナ科の野菜ですが、収穫の時期が冬になるため、病害虫に強く初心者向けと言われています。
赤紫の茎も収穫できるので、どんどん収穫できるのも魅力なので、ぜひコンテナで育ててみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!