キャベツは、とても品種が多い野菜で、春と夏と秋に種まきができ、ほぼ一年中収穫が見込める優秀な野菜でもあります。
ただ、アブラムシやアオムシなどの害虫被害にあいやすいので、そこは注意が必要です。
プランターなどのコンテナをたくさん用意して、違う品種のキャベツを育ててみるのも面白そうですよね。
今回は、プランターなどのコンテナでキャベツを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでキャベツを栽培する手順
プランターなどのコンテナでキャベツなどを栽培するなら、ポイントは「1コンテナにつき1株でたっぷりの土で育てること」「アブラムシなどの害虫に注意すること」「日照不足に注意すること」などがあります。
それでは、以下に、キャベツの種まきから植え付け、間引き、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①キャベツの種まきのポイント
キャベツの種を買う時色が付いているので、もしかしたらぎょっとする方もいらっしゃるかもしれないですが、これは誤飲を防ぐためで、殺菌処理が施されている証拠です。
それでは、種まきの方法ですが、まず、育苗ポットに種まき用の土を入れたら、平らにならしてから、中央に種をまく穴を作りましょう。
まき穴に種をまきますが、この時種が重ならないように注意してください。
次に、まき穴の周囲の土を寄せるようにしながら、種の上に土をかぶせていきます。
手のひらで軽く押さえるようにして、種と土を密着させたら、種が流れ出ないように優しく水やりをします。
この後は、発芽するまで乾燥しないように、念入りに管理してください。
手順②キャベツの間引き
発芽したら、本葉が出始めた頃を見計らって、5本から3本にし、本葉が3から4枚になった頃に1本になるように間引きします。
この時、形が悪い株や他のと比べて細い株はしっかりと間引きしましょう。
間引きする時には、残す予定の株の根を傷めないようにしながら、根元からハサミでカットします。
手順③キャベツの植え付け
本葉が4から5枚になる頃に植え付けを始め、まず、コンテナの6~7分目くらいまで培養土を入れてから、中央に植える穴を作りましょう。
苗の根鉢の大きさに沿って植え穴を作り、次に、苗を指の間に挟むように持ったら、手のひらで支えるようにします。
株の周囲を軽く押さえるようにして落ち着かせたら、植え付けは完了です。
最後に、シャワー状の水でたっぷりと水を与えてください。
手順④キャベツの追肥と増し土
植え付けから2週間ほど経ったら、定期的に液肥を施しますが、薄める濃度はパッケージに従ってください。
じょうろのハス口を外し、葉の裏に液肥がかからないように注意しながら、調整しつつ追肥しましょう。
もし、増し土が肥料入りの場合は、液肥の追加は様子をみてください。
キャベツを育てていると、土が下がったり、成長に伴って、胚軸(子葉の下、根までの部分)が出てきたりします。
なので、胚軸が埋まるように、培養土を足し入れて増し土をしましょう。
土の表面をならしておき、成長を観察しながら、この後も適度に増し土を繰り返します。
手順⑤キャベツの収穫のポイント
キャベツの結球が硬くなったら収獲時期なので、外側を倒しこむようにしながら、結球の根元に包丁を入れましょう。
ケガをしないように注意しながら切り取れば、収穫は完了です。
キャベツの生育適温と栽培時期
キャベツの生育適温は「15~30度」なので、栽培時期は、4月から5月、7月から8月が種まき、9月から10月に植え付け、4~5月、8~9月、10月~11月の間に収穫となります。
もし結球しないなどのアクシデントが発生した場合は、コンテナが小さすぎて育たたないのが一番の原因で、ほかにも日照不足や肥料の過不足が考えられます。
もし小さすぎるプランターのせいで結球しない場合は、その株は諦める必要がありますし、下葉が落ちた場合は根が育ってない合図なので、まず、コンテナは少し大きめのタイプを選ぶようにしてください。
キャベツ栽培で注意したい病害虫
キャベツの栽培で気を付けたい害虫には、アブラムシやアオムシがいます。
アブラナ科の野菜には害虫が付きやすいとも言われているので、アブラムシが発生しやすくなる風通しの悪さをまず解消しましょう。
アブラムシは葉の裏側に密集するので、小まめに葉の裏側を確認して、早期発見に努めるのがポイントです。
また、アブラムシを食べてくれるテントウムシを利用したり、適宜農薬を使うなどの対策法もあります。
キャベツの栽培は害虫対策をしっかりと まとめ
それでは、キャベツをコンテナで栽培する時のポイントや種まき、植え替え、増し土、収穫の手順、害虫対策などご紹介してみました。
キャベツはアブラナ科の野菜なので、アブラムシやアオムシなどの害虫の被害を受けやすく、放っておくと収穫もままならなくなります。
害虫対策には、早期発見がポイントなので、こまめに葉の裏側をチェックすることを忘れないようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!