カリフラワーは、ブロッコリーの仲間で、花蕾を収穫して食べる野菜です。
花蕾は白色が基本ですが、他にも黄緑色、オレンジ色、紫などカラバリが豊富な野菜でもあります。
もしコンテナがたくさんあるなら、カラバリの豊富な家庭菜園を作ってみるのも素敵ですね。
今回は、コンテナでカリフラワーを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでカリフラワーを栽培する手順
プランターなどのコンテナでカリフラワーなどを栽培するなら、ポイントは「1コンテナに1株で植えること」「水やりは根元からまんべんなく与えること」「成長点を害虫に食べられないようにすること」などがあります。
それでは、以下に、カリフラワーの種まきから植え付け、増し土、収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①カリフラワーの種まきのポイント
カリフラワーの種まきでは、まず育苗ポットに種まき用の土を入れ、平らにならしてから、中央に種をまく用の穴をあけます。
穴ができたら、種を5粒ずつまきますが、この時種が重ならないように、できるだけ等間隔にまきましょう。
周囲の土を寄せたら、土をかぶせますが、あまり厚く土をかぶせると発芽しにくくなるので注意してください。
手のひらで上から押さえるようにし、種と土を密着させたら、水を与えて、発芽まで乾燥しないように管理しましょう。
発芽したら、本葉が出始めた頃に5本から3本に、本葉が3~4枚になったら、元気のよい1本を残して、根元からハサミで切って間引きします。
手順②カリフラワーの植え付けのポイント
本葉が4枚ほどになったら、植え付けの準備を始めましょう。
コンテナの6~7分目くらいまで培養土を入れ、中央に植穴を作ったら、苗の根元を指で挟むように持ち、苗を裏返してポットから取り出します。
苗を植穴に入れますが、この時根鉢が崩れないように注意してください。
植え付けから2週間ほどが経過したら、液肥を施しますが、薄める濃度はパッケージを参考にしてください。
じょうろのハス口を外して、葉にかからないように注意しながら、手のひらで調整して追肥をします。
手順③カリフラワーの増し土のポイント
胚軸(子葉の下、根までの部分)が土から出てきたら、培養土を足し入れますが、この時成長点に土をかけないように注意します。
コンテナのギリギリくらいの高さまで土を入れ、平らにならしましょう。
その後は、成長の度合いを見ながら、適宜増し土をしていきます。
手順④カリフラワーの収穫
花蕾が直径10cmくらいになったら、収穫の時期です。
花蕾の下の茎の部分から、ハサミを使って収穫しますが、ハサミで切れない場合は包丁でカットしましょう。
中央が盛り上がっているものが収穫に適した株かどうかのサインです。
カリフラワーは傷みやすいため、収穫後は早めに使い切るようにしてみてください。
カリフラワーの生育適温と栽培時期
カリフラワーの生育適温は「15~20度」なので、栽培時期は、7月から8月が種まき、8月下旬から10月に植え付け、10~11月の間に収穫となります。
カリフラワーは成長点(芯の部分)を食べられてしまうと、花蕾の収穫ができません。
もし害虫などで被害を受けて、芯が食べられた分は収穫を諦めましょう。
カリフラワー栽培で注意したい病害虫
カリフラワー栽培で気を付けたい病気として「べと病」や「黒腐れ病」、害虫には「青虫」「シンクイムシ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」などがあります。
以下に、それぞれの対処法をご紹介しますので参考にしてみてください。
カリフラワーの栽培は成長点を守ることが大切 まとめ
それでは、カリフラワーをコンテナで栽培する時のポイントや種まき、植え替えの手順、病害虫対策などご紹介してみました。
カリフラワーは、カラバリが豊富なので育てるのも楽しくなりますが、病害虫の被害を受けやすく、特に成長点でもある芯を食い荒らされてしまうと、もう育たなくなります。
芯が大切になるので、病害虫には注意し、また、傷むのがやや早いので、収穫後は早めに食べきるようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!