オカノリは、真夏でも育つ健康野菜として人気があり、若い葉と茎を収獲したら、お浸しやてんぷらなどに使える野菜です。
葉っぱには軽くぬめりがあるので、煮て料理すると海苔の佃煮のような食感も生まれます。
収獲期間も長めなので、コンテナ栽培にも打ってつけの野菜です。
今回は、コンテナでオカノリを栽培する上で、気を付けたい育て方のコツや手順などご紹介します!
コンテナでオカノリを栽培する手順
プランターなどのコンテナでオカノリを栽培するなら、ポイントは「明るい日陰でも栽培できる」「種をやや多めにまいて、間引いて育てること」「葉が硬くなる前に収穫すること」などがあります。
それでは、以下に、オカノリの種まきから収穫までの手順を見ていきましょう。
手順①オカノリの種まきのポイント
オカノリをコンテナ栽培するなら、おすすめのプランターは45~60cmくらいのサイズです。
まず、培養土をプランターの8分目まで入れ、板などを利用して、種をまく「まき溝」を1本付けます。
まき溝を5mmほど凹ませたら、まき溝に種をまいていきましょう。
ちなみに、オカノリの種はあまり市販品では手に入りにくいので、通販を利用するのがおすすめです。
種をまく時には、指先でつまみ、指先をねじるようにして、1粒ずつ落とすイメージでまきます。
この時種が重なり合ってしまうと、発芽後の日当たりと風通しが悪くなるので、重ならないようにすると、間引きもぐっと楽になります。
溝の左右の土を種の上にかぶせますが、厚くならないように気を付けましょう。
手のひらを使って平らに押さえたら、種と土を密着させるようにします。
最後に、シャワー状にたっぷりと水を与えれば、種まきは完了です。
手順②オカノリの間引き
オカノリの間引きは、隣の株と葉が重なりあう頃に行います。
間引く時には、他の株に比べて生育が悪いもの、また、茎が細いもの、葉が変形しているものを抜き取ります。
この時、残すべき株を一緒に抜かないように注意し、反対の手で軽く押さえながら間引きをしましょう。
隣の株と葉が重ならないように間引いたら、生育の様子を確認しながら、順次間引いて、株間が10cmくらいになるようにします。
手順③オカノリの収穫
オカノリの草丈が15~20cmくらいになったら収穫の時期です。
若い葉を、茎の付け根から抜き取り、収穫後は薄めの液肥を施して、次の成長を促してみましょう。
必要な分だけ収穫するようにし、どの株からもまんべんなく収穫をするのがポイントで、次の収穫につなげるのもポイントです。
オカノリの生育適温と栽培時期
オカノリの生育適温は「15~25度」なので、栽培時期は、4月中旬から8月中旬に種まき、6~10月の間に収穫となります。
明るめの日陰でも育ちますし、収獲期間も長いのが特徴ですが、葉が硬くならないうちに収穫をしてください。
オカノリ栽培ではハダニやナメクジに注意
オカノリは丈夫で病害虫に強い野菜とされていますが、ハダニやナメクジには注意してください。
害虫をもし見つけた場合は、液体駆除剤を薄めたものを散布し、早めに駆除するのがポイントです。
もし葉を食用として収穫するつもりなら、水をスプレーにいれて、強めに吹き付ける方法もあります。
オカノリは葉が茂りやすい野菜でもあることから、こまめに収穫しないと、害虫が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
オカノリの栽培は間引きが命 まとめ
それでは、オカノリをコンテナで栽培する時のポイントや種まきなどの手順、害虫対策などご紹介してみました。
オカノリは、健康野菜として注目を浴びていますが、害虫などの被害にも強く、収穫時期が長いと人気の野菜です。
オカノリはすぐに茂るので、適度に間引きを行い、できるだけ収獲期間が長くなるように工夫してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!