プランター栽培もコンテナ栽培の一種ですが、やはり一番の魅力は狭いベランダなどのスペースを利用できる点でしょう。
また身近な場所で育てるので、すぐに調理に使えるのも魅力の1つですよね。
他にも、ベランダから直送される野菜や果物は超新鮮ですから、どこの産地直送よりも新鮮な野菜や果物が収穫できます。
今回は、コンテナ栽培の魅力やベランダによって違うプラン内容などご紹介します!
コンテナ栽培の魅力とは?
コンテナ栽培の一番の魅力は、超新鮮な産地直送の野菜や果物をすぐその場で使えることです。
コンテナでは畑ほどの収穫量は見込めないにしても、野菜の小さな芽が付いた時、まだまだ幼い苗がそれでも成長した時の面影を残している時などなど、小さな発見が魅力の栽培方法です。
新鮮な野菜や果物には栄養分も豊富なので、その面でも健康的な生活の手助けをしてくれるのがコンテナ栽培なんです。
南向きの広いベランダで栽培するなら?
南向きの広めのベランダを利用すれば、日当たりが良いので野菜も健やかに成長してくれます。
ただ、真夏は日差しが強くなる場所でもあるので、ウッドパネルなどを敷いての対策が必要です。
また、コンテナの土が乾燥しやすいとの欠点もあるので、小まめに水を与えるのもポイントです。
南向きのベランダでの春から秋にかけて
南向きのベランダでは、手すりの近くはほぼ一日中日が当たるので、栽培する植物は日向が好物のタイプを選びます。
他にも、コーナー近くでは、コンクリートに囲まれて日当たりと風通しが悪くなるので、床にコンテナを置かずに手すりにかけるなども有効です。
では、部屋に近い場所はと言うと、こちらも日当たりが悪いので、逆の発想で日陰を好むミョウガなどを育てると良いでしょう。
南向きのベランダは、日当たりが良い分水不足に陥りやすいですが、水やりをこまめにすれば、地域によっては年中栽培ができるかもしれませんね。
南向きのベランダでの秋から春にかけて
同じ南向きのベランダでも、秋から春にかけては、太陽が低い位置から斜めに射し込むようになるので、部屋に近い側のベランダの方が日当たりがよくなります。
手すり近くも日当たりが良いので、葉物野菜などを育てるのに向いています。
また、冬からコンテナ栽培を始めるのであれば、白菜やホウレンソウなど寒い時期に甘味を蓄える野菜を選ぶのもポイントです。
他にも注意点として、手すりの下の方は日当たりと風通しが悪くなるので、床に直にプランターなどを置くのは避けた方が良いと思います。
東向きの狭いベランダで栽培するなら?
東向きの狭いベランダの場合は、南向きのベランダとは違って、部屋側の日照時間が短くなる傾向があります。
なので、部屋側のベランダでは、三つ葉などの日陰でも育つ野菜などを育ててみましょう。
手すり近くの比較的日当たりが良い場所では、きゅうりなどの余り広がらない実物野菜もおすすめです。
東向きのベランダでの春から秋にかけて
東向きのベランダは、南向きと比べると日照時間が短くなりますが、野菜に関して言えば、比較的育てやすい環境と言えます。
狭いベランダなので、植物を育てる時にはスペースの有効活用が必須です。
トマトやきゅうりなどの野菜はスペースを取るので、出来るだけ幅が広がらないように育てるほか、夏の実もの野菜はスペースが必要となるので、枝があまり広がらないタイプを選びましょう。
東向きのベランダでの秋から冬にかけて
秋から冬は日照時間が短くなるので、できるだけ手すりの近くにプランターなどのコンテナを設置して、少しでも日当たりがよくなるように工夫してください。
また、東向きのベランダは部屋側に近い方が日当たりがよくなるので、葉物野菜などのコンテナを置くようにします。
手すりの角には、台になるものを置き、コンテナの高さを上げておくのもポイントです。
北西向きの狭いベランダで栽培するなら?
北西向きの狭いベランダは、上記のベランダと比べると、とくに冬は日当たりが悪く、寒さにも厳しい場所です。
寒さに強い野菜を選ぶようにして、苺などを育てたいなら、ハンギングバスケットなどで高さを確保するようにします。
北西向きのベランダでの春から秋にかけて
北西向きのベランダでは、上記でもご紹介したように日当たりが悪い場所なので、手すりにプランターハンガーなどを利用してコンテナをかけたり、台になるものを設置して上にコンテナを置いたりなどして対処します。
できるだけ高さを上げて日が当たる時間を確保しましょう。
ハンギングバスケットを活用すれば、ミニトマトなども育てられますし、もし床の部分が寂しい感じなら、日陰でも育つグリーンを植えるのもポイントです。
夏の温かい時期なら、ポトスなどの観葉植物を飾るのもおすすめです。
北西向きのベランダでの秋から春にかけて
北西向きのベランダでは、春から秋にかけての時と同じように、手すりを活用してコンテナ栽培をします。
日当たりの時間が当てにできない分、弱い光でも育つ葉物野菜を育てるのがポイントです。
たとえば、苺をハンギングバスケットで育てる、ベビーリーフなどを飾って彩りを豊かにするなどです。
また、道具掛けなどを活用すれば、見た目にも楽しくなりますし、よりベランダ栽培が楽しくなります。
ただ、道具掛けを使う場合は、道具が錆びないように工夫してみてください。
コンテナ栽培ではベランダの向きに注意 まとめ
それでは、コンテナ栽培の魅力や、ベランダの向きによる栽培プランの立て方の違いなどご紹介してみました。
コンテナ栽培は、プランターなどのコンテナを置いて栽培しますが、新鮮な野菜や果物が収穫できるのが一番の魅力です。
どこの産地直送よりも早いタイミングで収穫できるとすれば、コンテナ栽培は最高の環境じゃないでしょうか?
コンテナ栽培をしたい方は、まずベランダの向きに合わせて、野菜作りのプランを立ててみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!