プランター栽培で根が大切な理由は?根の種類でプランターを選ぼう!

プランター栽培で根が大切な理由 プランター栽培

プランター栽培に限ったことではないですが、土から作物を育てる以上、根はとても大切な役割があると言います。

もし栽培で失敗した場合は、根を引き抜いて見てみると原因がわかるかもしれません。

また、野菜の根の伸び方には「主根型」と「ひげ根型」の2種類があり、それによってもプランターでの栽培方法が変わってきます。

今回は、プランター栽培でまず根に注意すべき理由などご紹介します!

プランター栽培で根が大切な理由

プランター栽培で根が大切な理由は、根は植物の体を支え、養分や水分を吸収するのに欠かせない部分だからです。

種を植えた時、まず植物は太い根を垂直に出しますが、そこから枝分かれするようにして、水平に側根が伸び、さらに分岐を続けます。

根の伸び方の違い

そのため、植物の根の伸び方には「主根型」と「ひげ根型」の2種類に分かれます。

主根型の野菜の代表格には、大根やにんじんがあり、主根型の場合、最初に垂直に伸びた根が発達して大きくなるタイプです。

一方、ひげ根型の野菜の代表格には、玉ねぎがあり、早くから最初の根の発達が止まり、茎の根元からひげのように細かい根が伸びるタイプとの違いがあります。

根の伸びる深さの違い

根の伸び方には2種類あると書きましたが、根の伸びる深さでも2種類に分かれます。

一つ目は「深根性(しんこんせい)」と呼ばれるタイプで、根が水分を求めて深く伸び、代表格の野菜にはトマトや大根、スイカなどが当てはまります。

二つ目は「浅根性(せんこんせい)」と呼ばれるタイプで、地表近くに根をはる性質があり、根が乾燥しやすい特徴もあるため、水やりが頻繁に必要です。

「浅根性」の野菜の代表格は、レタスや玉ねぎ、ラディッシュなどがあり、乾燥には要注意です。

根の深さによってプランターを選ぼう

プランター栽培では根の成長がキーポイントになるので、根の伸び方や深さによってもプランターを選ぶ必要があります。

プランターはサイズでなく深さも選び方のポイントになるので、慎重に選ぶようにしてください。

「深根性」のプランターの選び方

「深根性」や根が広く張るタイプの植物を育てるなら、深さは30~40cmほどの深型のプランターが必要で、かつ容量の大きなプランターを選ぶのがポイントです。

他にも、支柱を立てて高くして育てる野菜などは、深型のプランターを選ぶようにしてください。

「浅根性」のプランターの選び方

「浅根性」の野菜の場合は、深さが15~20cmの浅型のプランターを選んでも問題ありません。

逆に、深型のプランターで育ててしまうと、土が多くなりすぎるので乾燥の問題もでますし、根腐れも起こしやすくなるので気を付けましょう。

基本的に、プランターは野菜の根の張り方で選ぶ必要があり「大は小を兼ねる」とならない点にも注意してみてください。

プランター栽培での根の大切な役割

プランターの根の役割はまだまだあるので、代表的なものを以下にご紹介します。

根の役割①若い根と根毛が働く

根は地上に水分や養分を吸い上げる働きがありますが、実は実際に働くのは若い根と根毛だけです。

成熟した太い根は、主に植物を支える働きがあり、水分などの吸収は行っていません。

具体的には、若い根の先端部分で、表皮の細胞の一部が細長い管のように伸びて水分や養分を吸収し、根毛が増えることで吸える面積を増やしつつ、効率的に野菜などに栄養を送る仕組みになっています。

根の役割②根のエネルギーとなるもの

根が成長するためにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーの元は光合成によって葉が作ったでん粉を結合させてエネルギーに変えたものです。

根の発達に欠かせないものとして「養分」「水分」「空気」がありますが、中でも空気が不足すると、根が酸素欠乏状態となり、根腐れの原因になります。

だからこそ、根が酸欠にならないように、プランター選びも重要になってくるんです。

根の役割③根に重要器官が集中

野菜なその植物のや、葉、花を上半身と考えた場合、根は下半身の役割を担っています。

植物の上半身を支える働きがあるのが人間でいう所の「足腰」に該当し、栄養や水分を吸収する部分では、人間でいう所の「口」に該当します。

根は食べ物を取り入れる口の役目だけでなく、消化する胃腸の役割もあり、大切な器官が密集した場所であるんですね。

だからこそ、プランター栽培でもまず根を見て判断しています。

プランター栽培はまず根から始まる まとめ

それでは、プランター栽培でなぜ根が大切なのかの理由、根の重要な働きなどご紹介してみました。

根には伸び方や深さによっても分かれ、プランター選びからもう栽培は始まっています。

根の成長によって、プランター栽培の成否は分かれるので、まずは、プランター選びでつまづかないように、根の種類によって使い分けるようにしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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